「神様ご指名カード」でハラハラドキドキの授業

昨日の教育実践記録を読んでくださった方から、「神様ご指名カード」とはいったい何なのか知りたいというご要望をいただきました。ありがとうございます。説明いたします。

(1)写真のような手のひらサイズのカードを用意します。長く使う可能性が高いため、破損しないように板目紙で作ることをおすすめします。
(2)この写真には「2-2」とクラス名を書いていますが、神様の「G」とか「ゴッド」とか書いても楽しいです。
(3)裏面に子供たちの名前を1枚に1名ずつ書いておきます。
(4)授業中にこのカードをめくって、ランダムに指名をすることができます。「誰が指名されるかは神のみぞ知る」とか言って、めくってあげると子供たちはドキドキしながら、知らず知らず緊張感と集中力が高まります。
(5)この神様指名ばかりしていると授業にならないこともあるため、効果的に使える場面かどうか、教師の判断力が必要です。
(6)カードの大きさにばらつきが出ると、シャッフルしたときに、並び順がいつも同じとか、ある子ばかりが先に出るということが起こるため、裁断機を使って、ピタリ同じサイズのカードを作るとよいです。

昨日は、問題文を読んでもらうときや、誰でも答えられそうな発問をしたときに、神様カードを使い、1日かけて全員が発言できました。(つまりカードを使い切りました。)
このほか、子供同士のリレー指名をさせたり、挙手発言や意図的指名をしたりと、場合に応じて使い分けていった結果、子供たちの冗談じゃないくらいの数多い発言で進む授業を、一日中することができたというわけです。

実はこの教育技術も、20年くらい前に先輩教師から教えてもらったものです。
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