地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急8000系を作る (完成!=泥沼化?編)

2008-10-04 23:13:56 | 超へっぽこ模型製作


 東急8000系の完全引退を個人的に記念するべく、これまで全く門外漢だった模型製作の道に無謀にも足を突っこみ、そのへっぽこぶりにしばしば自己嫌悪に陥りながらも何とか進めてきたGM東急8000系キット組み立て……。凝れば凝るほどまだまだ工作の余地はあるのかも知れませんが、所詮は多忙の合間を縫ってシコシコと進めた初心者の手習い程度につき、まあとりあえずはこんなところではないか……ということで完成です!!!! バンザーイ!\(^O^)/
 歌舞伎キット1箱と8039Fキット1箱は、それぞれこんな風に化けました (^^;)。8両フル編成の夢は、自宅の狭さゆえ未来永劫お預けの可能性が大でありますが (^_^;;)、いや、とにもかくにも、1両作って余りの下手さに放り出して「単品鉄コレ状態」(笑) に終わってしまうことなく、6畳間で小さなエンドレス線を組んで走らせる際にちょうど見映えがする4連というレベルまで持って行くことが出来た……というのが嬉しいですね~(^^)。こうやって完成し、編成を組んで眺める瞬間のために、人はいつ終わるとも知れず指先に全ての集中力を注ぐ長時間の作業に没頭するのでしょう……。編成が途中でうねっているのは、畳の凹凸によるものですので気にされませんように (爆)。緩やかなスロープの上で離合中という感じで、皆様各自脳内シーン変換して頂ければと存じます (汗)。



 それにしても……前回の仮組み状態から先の道も長かった……(汗)。以下、新たな加工点、そして全体的な反省点を備忘録として列挙してみますと……
 *クーラーの凹部……真っ白なままでは何なので、細筆でダークグレー (GM鉄道カラー35番) に塗装。実車はもっと限りなくブラックに近い色ですが……屋根部分で白黒が立ちすぎるのも余り個人的趣味ではないので (^^;)、ややマイルドにということです、はい。でもやっぱりブラックの方が良かったかも (→優柔不断)。細かいパーツの一つ一つを塗り塗りする作業は、正直眼がヘロヘロ……(@_@)。
 *非動力車の床面……何も手を加えなければウェイトのテカりが窓の外からでも丸見えで不自然なため、とりあえず筆でクリーム色 (GM鉄道カラー4番) に塗装。椅子の色はオレンジやブラウンですが……前者を塗ればかなり派手な車内となってしまい、後者は逆に暗くなってしまいますので、まあ実車の床や壁の色も含め総合的にみて、国鉄特急色のクリーム色でちょうど良かろうと勝手に判断しました (^^;)。光源の近くで眺めると結構良い感じです♪ ま、椅子などの小道具を一切省略したうえでの自己満足ではありますが……(^^;
 *先頭車の連結器……ダミーカプラーを組み立てて接着するのが面倒だったのと (笑)、将来のいろいろな楽しみ方 (例:3450形、出来ればデワ3043を製作して恩田ごっこ。あるいは結局実現しなかった川崎埠頭甲種輸送ごっこ) に備るのと……何よりもカッコ良さから、ボディマウント式密自連TNカプラーを装着しました。が……GMキットの台枠にはボディマウント式TNカプラーを付けるためのツメがありません (対応した台枠が別売されているらしい……ことを最近知りました ^^;;;)。そこで、台枠をシコシコとヤスリで削ってツメを自作 (爆)。手荒な工作ですが、ピタッとはまって目出度し目出度し! なお、TNカプラーと干渉する台車側のアーノルトカプラーは切り落としてあります (書くまでもないか ^^;)。
 *ボディと台枠の接合……おとなしく両面テープです。大井町駅前のI店で買った1袋105円の模型工作用両面テープは、結構粘着力が強い割には失敗した場合すぐにキレイに剥がれてくれるなど、なかなか扱いやすくて良い感じ♪ 両面テープであれば、いずれ気が向いたときに室内のパーツを増やすことも出来ますね。しかーし、悪夢は最後のキメとも言うべきこの時点でやって来ました……。両面テープに振り回されずに、車体側の凸部と台枠側の凸部をピタッと合わせることが、車体の水平を出すキモになりますので、「えいっ」と勢い良くスパッとやろうとしたところ……台枠が車体側の凸部を突破し、デハ8158が内側からバコッと大破!! その瞬間、「★◎×△@¥■?*%……!」という感じで、頭の中が真っ白になりました……(超爆)。ま、もともとこの1両は、たしか一番最初に恐る恐る車体を組んだもので、緊張の余り貼り合わせが悪かったため、この際……ということで再接合したのですが、やっぱ東急8000系もボディ成形済みモデルにして下さい……GM様 (鬱)。
 *全体的な見映えの問題……屋根の穴開け位置を間違えた車両については、GMストアでバラ売りパーツを買ってきたのですが、微妙にグレーの色合いが違う……(-_-;)。塗装済みモデルということで、屋根塗り作業は省略してしまったのですが、やはり最初からこの点を考慮するべきだったのかも知れません。あと、最初の貼り合わせの際、車体の垂直に余程気を配らないと、完成時に車体がごく僅かに5000系のような台形っぽく見えてしまうことにもなります (鬱)。

 ……とまあこんな感じで、反省を始めたらキリがありませんが、この試行錯誤を通じてキット組み立ての要領は大体分かったような気がします……ので、そういう意味でも個人的に記念すべき一品になったかなぁ~と思っています。そして新たな煩悩が周りに……(爆)。
 というわけで、箸にも棒にもかからないようなへっぽこ製作記でしたが、ここまでお読み頂きありがとうございました。m(_ _)m