地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急デワ3043+αを作る (妄想増殖編)

2008-10-26 17:01:06 | 超へっぽこ模型製作


 東急8000系と連結させて恩田ごっこを……と思い立ってぼちぼち製作を始めた東急デワ+αですが、ここしばらくは超多忙のため製作がストップしておりました。しかし、それもようやく一段落し、昨日は何だかヘンな天気だったことから、一気に作業を進めてみました。
 その最も重要なステップは、切り接ぎ部分のパテ埋めとその後の整形。まずタミヤのエポキシパテを練り練りしてから擦り込み、乾いてからヤスリで削り、依然として解消されない継ぎ目には溶きパテ (Mr.カラーのサーフェイサー) を吹きかけてまたヤスリ……という、模型製作では最もキモな作業のひとつですが、何分はじめてですのでおっかなびっくり (^^;)。「練りパテって何だか幼い頃の粘土細工を思い出すなぁ……」と呑気なことを考えていたら、継ぎ目を接着剤でピッチリつないだ上にパテを当てても元の木阿弥で継ぎ目が目立ったまま……ということを発見してドツボにはまり、さらに溶きパテでは吹きかけすぎて何やらお化けっぽいヤバさとなったり……何事も修行あるのみですね (爆)。
 +αで製作中の8500顔ヘンテコ車については、結局車体切り接ぎ部の凹凸が解消せず「しまった……」という気分ですが、これは所詮怪しいヘンテコ車。それもまた風流というものだろう……というわけで、とりあえず塗装前の準備がほぼ終わりました! 台枠と台車をパチッとはめて途中経過を撮ってみますと、いよいよこの先どれだけ怪しくなるか、ワクワクしますね~♪



 さて、既に1枚目の画像でお気づきの通り、計画当初から製作中の2両に加えて、もう2両の架空妄想車両が仲間入り……(笑)。模型超初心者のくせに、製作中の4両中3両がフリーランスのウソ電とはどういうことか?という声が聞こえてきそうですが (^^;)、妄想を机上で、そして指先で楽しむ快感はもう止められないわけです、はい……(爆)。他にも東武6050・8000系や伊豆急8000系 (東横線8007Fとして製作予定)、それに先日発売になった東武7820形 (まずは未塗装キット4連2編成ゲット!) と、いろいろ製作待ちのキットがあるというのに、こんな妄想車両で油を売っていてはキットの塚になりそうでコワイです (^^;)。
 それはさておき、とりあえず簡単に妄想のあらましを……。手前は、戦災に遭ったクハニ67を短縮・再生させて両運の荷物電車としたという設定ですが (側面の種車はGMクハユニ56の板キット)、種車が戦前の最高峰たるノーシルヘッダー車であるため、相鉄3000形に編入されたクモハ60と同様、他の戦災復旧車3600形とは別次元の再生となり、3500形並みのマスクを持つに至ったというもの。その割には片側の運転室扉は客用扉そのまんま (^^;)。その後、8000系非冷房車ベンチレーターの余剰発生品を流用し、デワ3043ともども入換車となって今日に至る……という次第。
 クーラー付きの車両は、3450形の冷房・カルダン駆動化改造車という設定。RP誌06年9月号の「譲渡車両めぐり」特集によりますと、東急では高度成長時代、破竹の勢いで利用客数が増大し、特に東横・田都の輸送力増強に追われただけでなく、さらに5000系を長電の求めに応じて供出したため、結果的に3000系列を80年代まで使わざるを得なかった……とのこと。そこでここからは妄想ですが……そのような窮状の中でも目蒲・池上線のサービスを向上させるため、依然として頑丈な車体を活用のうえ、8000系並みの性能と冷房化を実現するべく、まず1両を実験的に改造してみたのがこの車両。結局この計画は実現しなかったものの (いずれ実現バージョンもつくります ^^;;)、教習車として現存する……という感じです。パンタと干渉しないようにクーラーの位置を考えていたら、逆に配置バランスが悪くなってしまったのは、試作車ならではのご愛敬 (爆)。
 いやはや、妄想を如何にもありそうな話としてでっち上げるのも、なかなか楽しいですね (笑)。え?……全然ありそうではないって……?スミマセン (^^;;)。