東京・日比谷公園にて11・12日の両日開かれている鉄道の日フェスティバルは、さまざまなグッズが並ぶ散財の殿堂として恒例になっておりますが、パスネットの一大牙城が崩壊した昨年からは、スルッと関西陣営の鉄コレ&カードが二大超人気アイテムとなっているように思われます。これに加えて今年は西鉄が鉄コレとバスコレを引っ提げて台風の目に……(爆)。そこで、昨年の今頃から急激に鉄コレの世界にのめり込んでいった私も、是非鉄コレをゲットしようと思いまして、いつもお世話になっております「ぱれっと」さんと共同戦線を組んで勇躍千代田線日比谷駅に降り立ったのでした。そして……とにかく頒布個数が限られた中、効率よく確実に入手するとなれば、西鉄を捨てて (-_-;) 阪急阪神HDと御堂筋線を手分けしてゲットするのが無難であろうと考えまして、帝国ホテル正面玄関の向かいあたりで待つこと2時間少々、さらに列が動き始めてからブースに到着するまで1時間……シトシト降る雨に「自宅を出るときには朝焼けだったのに……聞いてない T_T」と思いつつも、忍耐実ってついに購入! 阪急810形の素晴らしさもさることながら、阪神ステンレス・ジェットカー5201形のいぶし銀な雰囲気もたまりません!
そこで今回は阪急阪神HDつながりで、9月の関西出張鉄で撮影した。古き良き阪神電車の雰囲気を今に伝える2000系と8901Fにご登場頂きましょう。
阪神2000系は、日本初の営業用電機子チョッパ車として登場したという7101形と、抵抗制御で製造された7801形のうち新製冷房車として登場したグループを、界磁添加励磁制御に改造することで生まれたグループである……といったことが、公式ファン向けページ「まにあっく阪神」やウィキペディアなど、ネット上の諸々の記述から分かりますが、うーむ、正直申しまして普段なかなか阪神沿線に縁がない関東鉄にとっては、番号の付け方が複雑で頭がこんがらがりますね (^^;)。阪神大震災で一部廃車となってしまったのは残念ですが、こういう質実剛健なスタイルこそ、幼い頃に図鑑で触れて以来の阪神優等車のイメージだけに、出来るだけ永く生き残って欲しいものです。
そこで気になるのは……当面、西大阪線の難波延長(阪神なんば線と呼ぶようです)に伴う1000系新造の結果、古き良き赤胴車は一体どうなるのかということです。特に、1形式1編成しかない8901Fの先行きは心配……。この車両、当初は難波延長を見据えた3801・3901形として新造されたそうですが、計画が長年頓挫しているうちに古参の部類となってしまい、結局難波乗り入れの日の目を見ないまま、中途半端な存在として余剰になるとしたら、何だか悲しいですね……(-_-;)。
そんな8901F、基本的にはせいぜい朝夕ラッシュ時に走る程度の予備車的存在のように思われ、これまで阪神を訪れた際には決まって昼寝をしていたのですが、今回は何と、大物で尼崎行の電車を降りた直後に登場!! (あーびっくりした ^^;) 正面が暗く、通常ならばボツカットにするところですが、今後また撮る機会があるだろうか……と思うにつけ、もったいないので成功カットに編入しました (汗)。恐らく、難波延伸に備え他の車両が近鉄機器を搭載するなど改造中で、予備車的な8901Fにも一時的に出番が多く回って来ているのでしょう。そういえば、2000系も3本走っていましたし……(これまではいつも1運用しか見かけず T_T)。というわけで、2段窓の赤胴車を撮るならば今がチャンスなのかも知れません。
【阪神と関係ないですが補記】日比谷祭りの初日に諦めた西鉄1000系鉄コレ……2日目の午前9時50分頃、昼からの出勤のついでに「とりあえず昨日買っていなかった他のブツをやっぱり確保しておこう」と思い立ち寄ってみたところ、何と整理券即ゲット! (^O^) 列もスイスイ進み楽勝~♪ 初日のあの凄惨な光景は一体何だったのでしょう……(爆)。