先日久しぶりに敢行した秩父撮り鉄の旅では、とにかく久しぶりなだけに、運転間隔が短い朝のラッシュ時から貪欲に撮りまくろう (そうすれば国鉄色1000系に当たる確率も上がるだろう) と思いまして、東北線と伊勢崎線を乗り継いで朝の7時半前に羽生に到着。熊谷方面への電車が羽生発車時点で早くも立ち客あり……という、平日の日中や土曜休日ではまず体験できない光景に「秩父鉄道ってラッシュ輸送がちゃんとあるんだなぁ」ということを思い知らされながら、さっそく1000系のMT46サウンドを楽しみ、お気に入りのスポットでの撮影を開始しました。
しかーし、こういう時に限って、元都営三田線6000系=秩父5000系が立て続けに3本も姿を現すという……(爆)。しかも、後で広瀬川原を通過する際に確認したところ、5000系のうち1本は庫内留置となっていましたので、運用されている3本が集中的にお見舞いしてくれたことになります (汗)。いやまぁ……都営三田線気分をたっぷり味わってくれ!ということで別に構わないのですが、通常であれば多少は1000系が混ざって欲しいなぁ……と思うのも事実です (^^;)。ところが、今回はそのうち1本が事前に想像すらしなかった急行運用で姿を現しましたので、その激レアで (?) 神秘的な光景に腰を抜かしそうになりました……(@o@)。
秩父鉄道の急行は料金200円の有料列車ですので、クロスシートの列車で運用されることが原則。毎日2運用をこなすために急行用編成として6000系が3本在籍しているわけですが、検査の都合で2本が運用不可の状態になると、一般車の急行幕にいよいよ出番が回って来ます。しかし、それも滅多にない機会なわけで……1000系の急行幕は昨年の国鉄色リバイバル臨時急行で何度も目にすることが出来ましたが、5000系の急行幕は初めて目にしました (^^;)。東武8000系をステンレス顔にしたマスクに掲げられた急行表示……何気にッカッコ良いですね (*^^*)。都営三田線時代、もっと早くから他線への乗り入れを始めていれば、このような急行幕を出す機会もあったかも知れませんが、現実には秩父とジャカルタといった移転先ではじめて掲げるようになったという点に、この電車のイマイチ薄幸な性格が現れているのかも知れません。
でも……自分が急行秩父路に乗るとしたら、やっぱり5000系ではなく6000系に乗りたいですね……(^^;)。急行秩父路で5000系がどれだけダイナミックに走るのを体験するのもオツなものなのかも知れませんが……。