地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

山陽の国鉄型めぐり (6) 芸備線のキハ40系列

2009-01-13 00:12:07 | 国鉄型車両


 黄色つながりはさらに西へ……(爆)。途中広島電鉄の話題を挟んで中断していた山陽の国鉄型シリーズ、半年以上前の話になってしまいましたが再開です (^^;)。
 広島といえば、国鉄時代に製造された車両でほとんどの旅客列車が運行されているという点で、まさに「最後の国鉄型王国」の観があり、新型車両を望む沿線利用者の皆様にとってはフクザツな気分なのかも知れませんが、古き良き車両を愛好する立場から言えば天国です (*^^*)。そんな聖地巡礼の出発点となるのは自ずと広島駅でしょうが、次から次へと発車する103・115系をよそに、広島駅の片隅からひっそりと (?) 発車する芸備線のキハ40系列も無視できません。考えてもみれば、キハ120がたまに運行されるという点で、芸備線はJRW広島近郊エリアの中で最も「新型率」が高い路線だったりするのかも知れませんので、後で触れる姫新線のように、キハ40系列の動向には常に注意しておく必要があるわけです (^^;)。
 それはさておき芸備線ホームに向かったところ……ちょうどうまい具合に「みよしライナー」が入線して来ました! キハ28・58とは多少異なるマスクとはいえ、国鉄型マスクに白地+赤字の「快速」表示が掲げられているのを見ると、忘れかけていた国鉄型車両優等列車の雰囲気を思い出します……(*^^*)。もっとも、1年前に訪れていれば急行「みよし」のキハ28・58が見られたのかも知れませんが、末期は多分パニック気味だったでしょうから、個人的には「誰にも注目してもらえない (?) キハ40系列をまったりと撮るのもオツだ」と思っております (^^;



 そんな芸備線の「お好み焼き色」(^^;) もとい広島支社色のキハ40系列、配置そのものは小郡あらため新山口となっており、岩徳線や山口線のキハ40系列とともに集中管理されているようで、たま~に広島=新山口間で回送列車が運行されています。とは言っても、ダイヤを前もって把握して広島を訪れたわけでは全くなく、改札をくぐったところイキナリ目の前にキハ40系列の堂々5連が停車しているのを目にした瞬間、食べたばかりのお好み焼きが胃の中で派手にフィーバーするかのような興奮が! (笑) グオオオオオ……と5両分のエンジン音も高らかに発車して行く光景を見送りながら、キハ40系列万歳!……と心の中で叫んだのでした (^O^)。
 それにしても、JRWの気動車といえば、今春から姫新線のキハ40系列が置き換えられるとか……。あのオレンジツートン、姫路駅でバルブしただけで日中の走行シーンを撮っていなかった……(苦笑)。来月の関西出張の際には姫路あたりまで足を伸ばすことを検討しないと (^^;)。他にも、キハ40も登場から既に30年を経過している以上、これから置き換えの動きが加速するのは間違いないのでしょう。これまでとにかく人気がない車種なだけに (多分……でも私は大好き ^^)、減り始めてからものんびり・まったりと撮影出来るだろうと予想しているのですが、まぁ注目されていないうちが華と肝に銘じて、私鉄訪問の傍ら少しづつ撮り貯められれば良いなぁ……と思っているところです。