![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/d3/7f66b4bac7a7d5a76947eebe5aecf0cb.jpg)
戦後復興期から高度成長期へと移り変わる頃、湘南顔のモノコックボディに直角カルダンという斬新な装備で現れた相鉄5000系を、輸送力増強のためアルミ製20m車体に載せ替えて5100系としてから、早いもので30数年。その後VVVF化により5050番台へと名前を変え、総称としては5000系に戻りつつ、日々相鉄沿線民のために黙々と走り続けて来た太帯車体の歴史にも、ついに終止符が打たれるときが……。このたび相鉄HPにて、2月7日・11日に5000系さよならイベントを開催する旨が告知されました (T_T)。この時期には11000系の第2編成が甲種輸送され、かしわ台が満杯に近くなる (?) ことから、それと入れ替わりで5000系をニセ厚木で休車扱いとし、手が空き次第廃車にしようという算段なのかも知れません。
しかし思い出してもみれば、そもそも5000系は、今からちょうど4年前に2編成とも運用から離脱して、そのまま休廃車の道をたどっているはずでした。ところがその後、7000系が天王町の踏切 (1枚目の画像) にて、車に体当たりされて再起不能状態に……。そこで5053Fは不死鳥の如く復活! 以来約4年にわたり、その独特な姿を輝かせて来ましたが……11000系が2本一気に導入されることで、奇跡の延命劇も最早これまでということになりました (号泣)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/d6/5fadc1324187fc7fabae0692168bc9d7.jpg)
そんな5000系、最近は急行・快速メイン10連用の40・50・60番台運用から外れ、各停メイン8連用の10番台運用にもっぱら入っていたことから、「これはもう既に、もう1つの廃車候補である7000系と同じような使われ方に移行している。いつ完全引退の日が訪れてもおかしくない」と予想していたのですが、いざ現実に引退を突きつけられると、やはり心理的な動揺は隠せないですね……(-_-)。
もっとも、同じ車体更新車でありながら、離脱の告知もさよなら運転もなくひっそりと消えていった2100・3000系と比べますと、5000系には相鉄史の一大立役者・6000系並みのはなむけが送られることになりますので、これも恐らく代表的車体更新車 (かつ初代5000系からの流れを受け継ぎし者) に対する相鉄社内の思い入れの深さの現れなのかも知れません。
もともと相鉄は他の私鉄と比べると非常に地味な存在であり、しかも2000系やED10のような超独特な車両の引退というわけでもないことから、5000系とのお別れはあくまで沿線のファンを中心としたしみじみ・まったりとしたものになることを期待しているところです。まずは、さよなら運転の終了まで、安全運転でその使命を全うして欲しいものです……。
ちなみに、個人的には前々から、時間的余裕が生まれれば2月上旬に台湾を訪れて、元宵節(ランタン祭り)と台鉄&ナローのシブい車両群を楽しもうかと何となく画策していたのですが、まだ航空券買わなくて良かった……(^^;;;;;;;;;;;