黄色つながりにかこつけて、長らく未公開在庫となっていた画像を放出するキャンペーン (?!) も、ついに関門海峡を渡って福岡へ。2年半前の出張撮り鉄で撮影した西鉄600形です (余り黄色くないけど ^^;)。当時、この路線は宮地岳線であったはずですが、その後部分廃止により (T_T) 貝塚線に名称変更、全ての列車が貝塚=西鉄新宮間の運行となり、三苫行 (2枚目の画像) は消滅……。本数はラッシュ時10分間隔、それ以外15分間隔と減便され、3両編成も全廃ということで、相当寂しくなってしまったなぁ……と思うのは私だけでしょうか。まぁ現実的に考えて貝塚線は、コテコテデザインながらも快適な普通列車が大量に走るJR鹿児島線と平行していることから、利用客の主な源は香椎から先の鹿児島線からやや離れた住宅街 (香椎花園前・唐の原あたりを中心としたエリア) に 限定されると想像されるわけで……減便・短縮化もやむを得ないのでしょう。
そこで、300形は全廃、313形もカルダン化された315Fを残して全廃……(昭和20年代製の編成が1本だけでも残っていること自体はスゴいことですが^^)。下回りを西武701系の台車に交換した600形が圧倒的主力としてのんびり走っているとのこと。600形も如何にも質実剛健な私鉄電車らしく好ましいスタイルで (*^^*)。以前撮った写真をこうして掘り起こしてみるにつけ、あぁ~また九州に行きたいなぁという気分になって来ます。
そんな西鉄貝塚線、当面の変化はとりあえず終了したかのような雰囲気がありますが……考えてもみれば、貝塚線に集められた600形は初期車が多く、たしか昭和30年代後半の作品だったはず……。最も若い車両でも車齢40年を過ぎ、実は秩父1000系と同じく「圧倒的に古いのに圧倒的主力でもある」という状態……。
ここからは完全な予想・妄想ですが、西鉄としてもこのような現状を放置するはずはないため、早ければ数年以内に新たな車両の動きが起こるような気がしています。最も無難に考えるとすれば、天神大牟田線への3000形投入により、2000形のみならず5000形にも余剰発生→貝塚線に転配……ということになりそうです。しかし、貝塚線にはかねてから福岡市営地下鉄との直通計画があり、貝塚駅の構造も既に線路さえ延ばせば連結出来そうだったり (そう見えるだけです。スミマセン ^^;)、既に高架化された千早・香椎駅の構造が20m車6連に素早く対応出来るようになっていたり……。こういった準備状況を踏まえて、劇的な活性化のための手が打たれ、20m車が闊歩することになる可能性も無きにしもあらずでしょう。しかし、西鉄が貝塚線のために一気に新型20m車を揃えるという決断をするのかどうか、疑わしいのもまた事実 (^^;;)。そこで、JR九州から103系1500番台を譲り受けるのか、それとも関東・関西私鉄から地下鉄対応の20m車を譲り受けるという超サプライズがあるのか……。いかん、妄想が止まりませんのでこの辺で (爆)。