地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父7000系、広瀬川原で試運転開始を待つ

2009-01-19 10:51:54 | 地方民鉄 (秩父)


 横川でEF55の回送を見送った後は、碓氷峠鉄道文化むらにて冬の日だまりに佇む保存車両群を激写し、昔懐かしい客車内にて「峠の釜めし」を賞味!!(碓氷峠鉄道文化むらにつきましては、改めて詳しい記事を立てる予定です) すっかり眼福と口福を満たして横川駅に戻ってみると、ちょうど折良く115系の高崎行が到着し、首尾良くボックスシートを占拠! 冬枯れの風景の奥にそびえる白く巨大なピラミッド・浅間山を眺めながら、ぱれっとさんとともに充実した横川訪問の余韻を味わったのでした……(^O^)。信越線の高崎~横川間は、107・115系といったシブい面々に加え、安中駅の緑スイッチャーを眼にして超メロメロになってしまったこともあり (笑)、曇りor雪の日あたりを狙って、なるべく早めに (高崎地区の107・115系置換が表面化する前に) 再訪しなければ……と思った次第です。
 こんなことを考えながら高崎に着くと、13:36発の八高線に首尾良く連絡♪ 客が一気に減る群馬藤岡でめでたくボックスシートを確保し、新年初ディーゼルカーをまったりと楽しみ、やがて寄居に到着~。10分少々の待ち時間でやって来た秩父鉄道の電車は、何とスカイブルーの1001F!! この当たりの強さが、今年の個人的秩父運の良さにつながってくれると良いなぁ~と思いながら、ぱれっとさんとともにデハ1101の走行音や侘び寂びな車内を満喫し、やって来ました、ひろせ野鳥の森! ……そう、年始の高崎線周辺プチ旅の締めくくりとして、昨年末に甲種輸送された秩父7000系の最新の様子を観察することにした次第です (^^)。



 とりあえず、到着直前の車内から広瀬川原の様子を眺めたところ、撮りやすい位置にいるのは部品取りの中間車2両だけ……(T_T)。長津田出発時にまだ未完成だった7002Fはもとより、7001Fも整備のためクラの中か……ということで、そのまま熊谷まで乗り続けて運賃不足分を精算するという判断に傾きかけたのですが、その直後、ワキの奥に停車しているデハ7001のパンタが上がっているのを目撃! これは間違いなく、検査終了目前の車両が通電試験を行うための有架線ゾーン (本線や留置線とは架線がつながっていない) に停車しているに違いない……と踏みまして、予定通りひろせ野鳥の森で下車しました。
 風も止んだ穏やかな冬の午後の散歩道という風情に包まれた線路脇の桜並木を歩くことしばし、ワキ・ヲキ、そして都営6000や12系の部品取り廃車体に囲まれて車体を輝かせるデハ7001の正面を眼にして思わず「ををっ……」という感動が (*^O^*)。質実剛健な面々が居並ぶ秩父の車両陣に、こうして本当に東急8500が加わったのだなぁ……と、東急兼秩父ファンとしてしみじみ。
 そして踏切を渡りまして、通電試験線に停車している可能性を考えて用意しておいた400mmズームレンズを取り出し、パン上げをしているデハ7201の正面を激写しまくったのでした (^^)。まぁホンネを言えば、踏切からよく見える無架線地帯に留置されている姿を、午後のバリバリ順光線で撮影したかったのですが、これはこれで良いでしょう! ともあれ、8609Fが昨年の7月下旬に運用から離脱して約半年、運転室のミラー設置などの小改造も済ませ、こうして再びパンタを上げているということで……如何にも本格的試運転目前という雰囲気がビンビンに漂って来ます (*^^*)。そして、土曜日であるにもかかわらず、広瀬川原のスタッフの皆様が忙しく最終整備に当たっておられるあたり、秩父鉄道としても一刻も早く7000系を走らせたい……と期待するところ大なのでしょう!
 ちなみに、7002Fの顔が1枚目の画像にチラッと見えていますが、工事の進捗具合はよく分かりません (^^;)。「なんちゃって貫通扉飾り」は、正式デヴュー時に果たしてどうなるのでしょうか……(^^;;