
昨日近鉄公式HPにて、再来年の伊勢神宮式年遷宮 (正殿を20年に1度建て替える超重要イベント) に合わせて伊勢志摩観光の魅力をさらにグレードアップし大いに宣揚するべく、とてつもなく豪華な特急車両を新造する旨が発表されました……! 6連2編成を用意するのに要するお値段は37億円ということで、1両あたり約3億円……! さらに全車3列シートまたは個室で、シートピッチをはじめ何から何まで私鉄最高のスペックであることが強調されているほか、2階建ての豪華カフェテリアが用意されているという……。勿論、その一部の設備は皇室や首相・国賓クラスの利用に供されることを想定しているのでしょうが、恐らく超豪華EMUとしてE655系にタメを張ることで (?) 民鉄の雄としての存在感、あるいは観光立国・日本の一翼を担う気概を示し、それによって揺らぎが噂される経営基盤を立て直そうとする意図が見えて来るようです。果たして神武創業の勢いとなりますかどうか?

詳しいことは公式HP内のPDFファイルをご覧頂きたく存じますが、塗装が塩浜工場内の入換機として残る電気機関車・E31 (車籍なし) と同じ……(^^;;)。あるいは阪神5500系と同じ色?(汗) また、正面の形状やヘッドライト・連結器廻りの形状が、何やら魚の顔を想像させるような……(そう思うのは私だけ?)。
何はともあれ、こうして新型車両が増えることで、12200系の廃車がますます進行することになりそうですが (-_-;)、あるいはそろそろ30000系・ビスタEXも置き換え対象となりつつあるのでしょうか……? 私が子供の頃、30000系は図鑑の中で余りにも神々しいほどの存在感を誇っており、中学生になってからの関西鉄遠征で初乗車を果たして大いに感動、ビスタEXに改造されてからも依然として優越感をたっぷり感じられる雰囲気は素晴らしく、京都出張のついでにたまに乗ったり撮ったりするのは今でも大いなる楽しみですが……やはりアーバン・伊勢志摩・ACE・Aceと比べますと年増な印象はどうしても否定できませんな……(汗)。それでも、ビスタEXが走り続ける限り、熱烈にその活躍を見守り続けたいことに変わりはありません。そして、ますます過渡期の状を呈しつつある近鉄にもこれまで以上に注目したいものですが、思い出してみれば近鉄特急は昨年10月以来全然撮っていない……(今回アップの画像も昨年8月撮影のものです。滝汗)。