地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

上信デキ重連・夏の不定期運転はじまる

2011-07-03 00:00:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 この7月から9月末まで、群馬デスティネーション・キャンペーンが「ググッとぐんま」というキャッチフレーズのもと展開されるはこびとなり、JRと民鉄ともども様々な趣向を凝らしたイベントを展開するようですが、その一環として昨日から上信電鉄にてデキ1・3のが不定期運転が行われています (運転日は公式HPを参照)。黒い凸型電機であるデキ1・3 (2は既に廃車) は、現存する輸入電機として極めて貴重な存在であり、長期にわたる念入りなレストアを経て今年の黄金週間に復活を遂げたのは記憶に新しいところですが、上信電鉄としても単に保有し稀に動かすというだけではなく、割と小まめに (?) 運転日を設けることによって沿線の観光資源として育てて行きたいという方針なのでしょうか? 
 これまで個人的に、上信デキが走るタイミングと個人的な都合がなかなか合わず、残念ながら走っているシーンに巡り合わせたことがありませんので (^_^;;;)、このような古典車両の活用策は非常に嬉しいですね……。



 そこで昨日は、是非上信デキの勇姿を見届けたいと思いまして、朝早起きして高崎へGo! 昨日は群馬界隈をめぐる鉄道ビッグニュースとして、高崎駅におけるSLの同時発車、及び上越線でのC61・C57の重連運転が実施されたのは周知の通りですが、そこで「ほとんどの鉄ヲタはJRにかかりきりとなって上信に流れ込むことはなく、結果として上信沿線はデキ運転にもかかわらず最高にまったりとしていることだろう」……と踏んで、敢えて2日に上信を訪れようと決断した私 (笑)。果たせるかな、その予想はまさにドンピシャ!(^o^) 如何にもJR沿線に群れていそうな雰囲気の人々や、どう見ても鉄道運賃収入に貢献しなさそうな追っかけ車が大挙して雲集することはなく、本当に静かな雰囲気の中で列車を待ち激写するという幸せに恵まれました♪
 朝8時37分に下仁田に到着し、約3時間ほど一般の電車が行き交い入換するさまをのんびりと撮影しつつ、うっすらと煙る西上州の山並みを眺めて深呼吸すると、う~ん空気が美味い!(原発事故の影響で放射線量は多めだそうですが……滝汗) そして11時25分、低くシブく唸る釣掛サウンドとともにデキ重連参上!! いや~ようやく念願かなって撮影でき気分は最高です♪ そして下仁田14時06発の高崎行発車シーンも激写!! 天気予報がハズれまくってド逆光がジリジリと射すように暑く少々ツラかったですが (^^;)、バックの山並みともども味わい深い終着駅を古典電機が出発する雰囲気は素晴らしい……の一言。あ、敢えて欲を申しますと、デキの直後のクハ303が広告塗装でなければ完璧ですかね~。