地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

十和田の熱過ぎる夏 (4) 復活貨物列車

2011-07-30 00:00:00 | 地方民鉄 (東北)


 凸型電機が八面六臂の (?) 大活躍をした十和田イベント、その究極の目玉は2両の凸型電機の中間にトラ2車を組み込んだ「復活・貨物列車」でしょうか!? もちろん、今や恐らくバラスト輸送時しか出番がなさそうなトラは完全に空荷状態であり、しかも状態そのものもかなり悪そうに見え……もし本当にバラストを満載したら重みで板が割れるのではないかと思われるほど (汗)。ほとんど、イベント・チャーター走行だけのために車籍が温存されているのではないか?という雰囲気のシロモノです……。しかし、そんなトラでもPP編成の中間に連結されているということは、ブレーキが一応前後のELと連動しているということでもあり、実際にこうしてPP編成が全車互いに手を取り合って眼前に迫って来るのをファインダー越しに眺めていますと、興奮で (そして、絶対に撮影に失敗してはいかんという緊張で) 心臓がバクバクものでした……(*^^*)。



 というわけで、僅かトラ2車にELが2両も連結されるという超豪華な小運転が七百と三沢の間を一往復するあいだ、沿線の人出は最高潮に……。私自身はと申しますと、七百駅での撮影会 (そういえばこのシーンを全然アップしていませんでした。^^;) が終了した後、このPP小運転を実施するための連結作業・入換を脇から眺め、そのうえで徒歩でノコノコと撮影ポイントに向かったですが、七百駅東側の最初の踏切の付近には既に数十本もの三脚が林立しているカヲスぶりに頭がクラクラ……(@_@;)。何なんだこのJR有名撮影地状態は……。そこでさらに歩いて、後追いも余裕なスポットにて記録した次第ですが、いやはや、撮れそうなところはどこもかしこもJR撮影地状態となっており、主に私鉄系のまったり徒歩鉄な人間には何とも微妙な居心地でございました (滝汗)。この1往復の終了後は、恐らく南部縦貫とのかけもちもあってか、次第に人の数は減少に向かいましたが、ともあれ東京から遠く離れた小私鉄の小運転にこれだけ人が殺到したという点では歴史的なひとこまだったのかも知れません。JRE様、何故こういう大型連休に群馬でSL重連を実施するなど、国鉄・JR党の心をグッとつかむ列車を走らせて下さらないのでせう? (爆 ^^;)