地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第三ジャカルタ炎鉄録 (39) 東急8607F

2012-03-03 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 東急三昧で盛り上がったここ1週間は結構寒かったですね……。そこで、せめて画面からは暖を取ろうというわけで、一気に赤道直下へGo! (^^;
 ジャカルタの東急8000系列が、編成ごとに異なる帯色から「覆面レスラー顔」の青+黄帯(厳密には非常に細い白も入っています)に変わり始めた頃、「ええっ!登場時以来の帯色を止めてしまうのか……」と些か落胆したのを思い出しますが、いっぽうで何となく青+黄+スカートの赤という組み合わせに既視感を覚えたのも確かです。……そう!去りゆくデヤ7200・7290の色だったのでありました (笑)。インドネシア鉄道がこの色を採用するに際し、まさか東急デヤの色を研究したはずはないでしょうが、インドネシアでのこの色は線路内歩行者や踏切横断者に対する警戒色としてチョイスされているはずで、東急デヤも長津田検車区や長津田工場での入換作業を考慮してこのような色となっていると思われますので、6000km以上の距離を隔てても、人間の視覚に訴える色を選ぶと見事一致したというのは興味深いところです。しかも同じ東急の車両……(笑)。



 そこで今回は東急8607Fをアップしてみましょう~。この編成はジャカルタの8500系のうち、8610Fと並んで幕を温存している編成ですが、個人的に「幕を出している感動的シーン」に遭遇するのは8610Fよりも8607Fでしょうか♪ そして昨年の訪問時も……特製エコノミAC幕ゲット! さらにあざみ野幕も後追いながらゲット! 前者はインドネシア最大のモスクであるマスジッド・イスティクラル、後者はインドネシア国民統合の象徴である独立記念塔(モナス)をバックに撮影できたのも大収穫ですね……(*^^*)。
 ただ、8610Fや8039Fもそうですが、東急車の幕は多くの乗務員にとって回して楽しむ対象であるらしく、回し過ぎていつの間にか無地幕になってしまっている(これ以上巻けなくなって諦め……?)場合が少なくないですので、行先幕に字が表示されている状態で撮影したのはこの2カットのみ……(-_-;)。8607Fはボゴール線の主力編成ですので、他にも数多くのカットを撮影してはいるのですが……(ToT)。何はともあれ、今後も8607Fの幕が破損することなく、こんな感じで珍幕を表示した状態でジャカルタ首都圏を闊歩し続けて欲しいものです。