地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ソウルメトロ2号線二段窓車があった頃

2012-03-19 00:00:00 | 韓国の鉄道


 いつも当ブログをお楽しみ頂き誠にありがとうございます m(_ _)m
 昨日から海外遠征しておりますので、しばらく更新ペースが下がります。行き先は、ここ3年来ハマッているインドネシアではなく、初訪問となるベトナム。一応鉄活動オンリーではなくフツーに観光・街歩きもしますので、ダークグリーンの社会主義的ボロ客車や東欧テイストなミニDL等を撮れれば御の字の予定です。とりあえず無事にハノイに到着しまして、宿では無料ネットが使えることから自分のPCで書き込んでおりますが、さてどうなりますやら。
 というわけでベトナムといえば、ソウルメトロ2号線中間車を改造した超バッタもの観光客車 (謎笑)。先日、MOから外付けHDにデータを移し替えた際、旧2000系二段窓車の画像が久々に出土 (?) しましたので、ハノイでの鉄活動本番を前にアップしてみましょう~。



 これらの画像を撮影したのは早いもので、約4年半前の2007年9月。この頃はまだ、日本の技術援助の延長で製造された「外装は103系分散冷房車風、内装のボロい雰囲気は相鉄6000系 (?)」という感じの抵抗制御or電機子チョッパ制御車が、ソウルの超大動脈である2号線・乙支路循環線の超主力としてガンガン走っていたものですが……この頃すでに如何にもロテムな新2000系の大量新造が進んでおり、旧2000系は没落前の最後の輝きを放っているという雰囲気でした。現在残る旧2000系は、中折れ窓で登場した後期中間車をまとめて一部車両を先頭化改造したもの、及び3・4号線の小田急9000形もどきを転属させて改番したもので、本数は多くなく……乙支路循環線が旧2000系天国だった時代は偲ぶべくもありません (-_-)。
 そして、猛烈な勢いで引退した二段窓車は、今やハノイの北東に延びる標準軌路線でカマに引かれて生き延びるのみ……と記したいところですが、2009年春に運行を開始したバッタもの観光列車は結局誰も乗らずに1ヶ月後に運休となり雨ざらしに (観光地ハロン湾に行くには道路の方が圧倒的に速く……苦笑)。それを今回是非撮りたいものだと思いつつも、所在をGoogleマップで確認したところ、ザーラム車両工場の高い壁の奥に放置されていることが確認出来ますので、期待なさらないよう……(とゆーか、諦めてます ^^; 下記補筆参照)。
 それはさておき、韓国の鉄道シーンもここ3年来御無沙汰になってしまいまして、ソウルメトロ2号線の旧2000系のみならず1号線の旧1000系・3号線の旧3000系もいい加減ヤバいと思われるのみならず、KORAIL首都圏電鉄線の中期抵抗車もそろそろ一気に大量廃車か……と思われますし、さらにはセマウル動車もカマに引かれた絶不調車が続出して非常に先行きが怪しいといわれます。一方、京春線「ITX青春」のような新顔は面白そうですし、5000系や3・4号線・盆唐線のKORAIL車も「VVVFの205系」という風情で、今のうちに丁寧に撮っておいた方が良いのかなぁ……という気にもなっています。2泊3日の強行軍でも良いので、そろそろまたソウル遠征を考えないとなぁ……と。

【本日・日本時間19時補筆】さっそくザーラム工場の様子を見て参りましたが、高い壁に阻まれてアウト (泣)。ややアイポイントが高い位置=帰りのバスの車内から見たところ、そもそも姿を消しているような気も。まさか解体?