京急ではかねてから、箱根駅伝における最大の難所としても知られていた国道1号線大踏切の解消を最大の眼目として、京急蒲田周辺の高架化を大々的に推進してきましたが、ついに来る10月に完成するということで、昨日それに合わせたダイヤ改正を発表しました。具体的には……最早京急にとって究極のドル箱となりつつある羽田空港関連輸送に持てる余力を注ぎ込むぞ!と言わんばかりの空港線輸送の充実が大いに眼を惹き、品川~空港間の快特10分間隔運転で、打倒!東京モノレール&JREという気炎がメラメラと燃え上がるさまが看取できます (笑)。ということは……恐らく北総線からの直通列車も一律に京急線内で快特になるわけで、7260も前面貫通扉に快特を表示して豪快にかっ飛ばすとしたら……胸が熱くなりすぎますね♪
いっぽう、横浜方面~空港系統のテコ入れぶりも驚くばかりです。朝ラッシュ時に特急が10分間隔で空港線に向かうほか (対品川方面輸送は一体……)、日中もD急行が10分間隔と倍増! そして所要時分が4分ほど短縮されるということで、それほど蒲田駅改良の効果が絶大なのか、はたまた神奈川新町や川崎での快特待避を解消して逃げ切るのか……いずれにしても快特・普通車と全く同じ10分間隔の明快なパターンダイヤになるということで、大幅に利用しやすいものになりそうです。普通車しか停まらない駅の利用客には御愁傷様……というより他ありませんが (^^;)。
しかし、節電を恒常化させて行かなければならない御時世にあって、スカスカ気味8連のD急行をさらに倍増させるなどというのは到底社会的な理解が得られそうもないような気がします。とくに、日中超閑古鳥状態な逗子線内を8連が10分間隔で走るなんて……。そこで個人的には、ひょっとすると日中のD急行はVVVF車の4連か6連に変更され (既に昨年夏の節電ダイヤで実証実験済み?!)、折角日中の運用が復活した2000系8連は再び日中昼寝、そして最悪の場合さらなる銀1000増備が進められて廃車……という運命が意外と早く待ち受けているのではないかと思えなくもありません (-_-;;)。今やすっかり日常的な光景と化し、最高にのんびり・まったり撮影できる2000系D急行ですが、果たしてどうなるのでしょうか……。