地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

南海・前パン日和 (3) 6300系

2012-08-05 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 南海からの鉄コレ6000系発売予告をうけて高野線マイブームの新たなる高まりにときめく今日この頃ですが、勿論6100系あらため6300系の存在も忘れるわけには行きません♪……と申しますか、古風なマスクにギンギラコルゲート、そして紀見峠もどんと来い!と言わんばかりにズラリと並ぶ抵抗器はそのままに、両開き扉・一段窓・スカート付きとなっているのが6000系との違いに過ぎないわけですから、こんな6000・6300系が入り乱れて頻繁運転している高野線は極楽以外の何者でもないでしょう……(*^^*)。



 もっとも、いくら極楽と言ってみたところで、6000・6300系に乗っている限り永遠に極楽橋にはたどり着けないのは否めませんが (笑)、そこらへんはズームカーに任せるとしまして、パイオニア台車からS型ミンデン台車へと下回りを履き替えてますます絶好調な6300系は、とても車齢約40年少々とは思えない伊達役者! 恐らく全車車齢50年の大台を突破するでしょうし、ことによると60年くらいは余裕で到達してしまうかも知れません。
 一応、6300系の今後を占ううえでの懸念材料はないわけではありません。それは……今年の夏がモロに見舞われまくっている猛暑と節電の必要性……。南海でも日中一部減車を強いられ、さらに電力需給逼迫時には臨機応変に一部列車を運休する旨予告されていますが、最終的な解決策は抵抗制御と古いクーラーを使っている6000・6300系の置き換えということになるでしょう。そういえば国交省も、2030年までに各鉄道の消費電力を現在の8割とすべし、という方針を策定しつつあるそうですし……。う~む、東急車輌製コルゲート電車ヲタとしては、とりあえず何とか地球が温暖化せず、毎年過酷な猛暑に見舞われることのないよう願うばかりです。