折角千代田線直通可能車両の話題が続いていますので、かつての直通車両の画像を引っ張り出してみましょう……。吹田総合車両所・日根野支所(随分と長い名前になったもんだ……)新在家派出所に属し、桜井・和歌山線で現存する、元常磐緩行線103系1000番台改め105系です! 関西にて出張ついで鉄する際、是非桜井線あたりで105系も……とかねてから思いつつも、結局30分間隔がネックになってロクに訪れていなかったのですが、225系新造に加えて323系新造も始まり、壮大な玉突きがJRWを覆うと思われる中、このままでは良くないと思いまして、あと鉄コレ105系新色の発売を記念しまして (まだN化してねぇ~ ^^;)、今年の3月に桜井線を訪れていたのでした。日根野の105系は、以前和歌山線の和歌山口で撮ったものですが……6年前か (滝汗)。
すると何と! 既に桜井・和歌山線の105系は青い新塗装か万葉ラッピングのどちらかになってしまい、戸袋窓も埋められてしまったとばかり思っていたのが、良い意味で裏切られました……(^O^)。クリーム+赤帯塗装と戸袋窓・非ユニット窓の組み合わせが現存 (今年3月時点) していたとは!! 色の組み合わせこそ違い、雨樋の下にも帯がないという点で異なりますが、この姿こそ常磐緩行線時代の姿を最もストレートに思い出させるものです……。
そして、既に常磐緩行線時代よりも桜井・和歌山線時代の方がこれらの車両にとって長い年月となってしまったわけですが、元々常磐線時代に十分ボロかった (^^;) 103系1000番台が、まさか2015年においても余裕で現役で、ギシギシ揺れながら奈良盆地や紀ノ川沿いをブッ飛ばし続けているとは……国鉄末期の105系化・転属当初は想像すらしませんでした。しかも、103系1000番台を常磐緩行線から追いやった203系が、今や日本国内に現存せず、ジャカルタで自走している編成もあれば、フィリピンで罐に牽かれる編成もあり……ということで先に凋落してしまいましたので、そんなことを思うにつけ、なおのこと原型のイメージを残した105系が神々しく見えます。この塗装or窓のまま何時まで走るか分かりませんが、また再会出来ると良いなぁ~と思っています。