相鉄が昨年夏に7000系を改造したモヤ700・計4両を竣工させ、ついに検測・入換用として投入したという話題につきましては、既に当ブログでもお伝えした通りですが、その結果失業してしまったモニ2000とED10につきましては、これまでかしわ台の奥の方にまとめて留置されており、その動静は相鉄ファンが秘かに憂慮するところとなっていました。しかし……今朝の『神奈川新聞』を見ていたところ、ついにED10のうち3両が廃車解体となった旨の記事が……!!(ToT;;)。
ED10は最近ではもっぱらかしわ台の入換やニセ厚木~かしわ台間の車両回送に従事しており、滅多に動く姿を見せない存在でしたが、思い起こせば……米海軍厚木基地の燃料輸送がまだまだ活発だった小・中学生の頃、ヒマさえあれば相模大塚にチャリを飛ばし、その華奢な姿で7~8車の米タンを引っ張る姿を食い入るように見つめたものでした。厚木基地 (この基地名もとんでもないニセの極致) の騒音は耐えがたいものがありますが、鉄道少年にとってはこれが唯一の被害補償ということで (苦笑)、まあとにかく楽しませてもらったものです (遠い目)。そして、そんな経験が体内に刷り込まれたことによって、その後ヘロい貨物線・専用線趣味にものめり込むようになったのでした。そういう意味で本当にED10の廃車は、また一つ良き思い出が消えたという感じです……(号泣)。
なお、『神奈川新聞』の記事によりますと、相鉄は残る1両について「見学などの目的で利用したい」とコメントしております!! その残る1両とは恐らくED11だと思われますが (個人的には、窓が大きく最も洗練されたスタイルのED14も……と思うのですが、記事にはそのED14がバラされたシーンが T_T)、既に保存車としてかしわ台の片隅に留置されているモハ6001・6021やトフ400と同様、車籍なき「相鉄の秘宝」となるのでしょう。モニ2000のうち1両も出来れば同様に保存車となれば、と思わずにはいられません!そして、小田急の秘宝が海老名で御開帳されるのと同様、昨年から開始された毎年1回の相模大塚祭りでも、これらの車両が目玉として御開帳されるとすれば、相鉄ファンにとっては言うことなしです (^^)。
しかし……ED10が最早1両しか残っていないとすれば、休止中で路盤改良が少しづつ進みつつある相模大塚の専用線について、果たして本当に復活させる意図があるのだろうか……と疑問で仕方がない今日この頃。あるいは、20m車のモヤ700を無理矢理あのきついカーブの専用線に入線させるのだろうか……と (是非見てみたい気もしますが、それは恐らく有事で自動車輸送だけでは足りない時でしょうから、あまり歓迎できないのも事実です -_-)。