成田空港輸送の高速化&拡充計画や、車両の新陳代謝が急速に進められつつある京成を特集したRP誌の増刊号。当初の予告では1月下旬発売となっており、今か今か……と待っていたのですが、少々ずれ込んで先日ようやく発売となりました。発売日ちょい延期の理由は、恐らく復活「開運号」を表紙に急遽持ってくるためだろうかと思っていたのですが、フタを開けてみたら何ということはなく、フツーにAE100と新3000 (^^;)。それでも、中味は期待を裏切らない回顧と展望尽くしでして、とりわけ車両や運行をめぐる昔話は非常に充実しており、ここ数年撮り鉄に復活して以来、遅ればせながら京成の魅力を知りつつあるヨソ者から見ましても、「やや地味ながらもほどよくまとまった京成の雰囲気は、なるほどこうやって出来たのだなぁ……」ということが良く分かるようになっています。と申しますか……釣掛時代の車両写真の数々は実に渋く小粒な味わいが感じられ、もしこれらの電車と同時代を過ごしていたとしたら間違いなく原理主義的京成党になっていたよなぁ……と思うほどです (^^;
というわけで、そんなRP誌京成特集の発売を勝手に記念しまして、先月金町線を訪れた際に撮影した3500形の原形車をアップしてみましょう。もちろん、この日の訪問の目的は復活赤電3295Fでしたので、高砂に到着した瞬間「今日は金町線に入っていないのか……」と落胆したのは確かですが (苦笑)、その代わりにこれまた残り6編成とレアになりつつある3500形原形車が機織り運用に入っていましたので、そのまま撮影続行! いや~なにせ登場時からの二段窓の雰囲気を保っているのが何とも言えずダンディー (?) ですし、正面貫通扉の差し込み式「普通」表示が今やレアでたまりません (*^^*)。
では、3500形の更新車は何故個人的にハズレなのかと申しますと……せっかくの正面と側面にかなり手を加えた結果、どうもデザインのバランスが崩れているような気がしますので……(嫌いではないですけど ^^;)。
ともあれ、3200・3300形の4連が最早風前の灯火となった中、金町線に入線できる4連はほとんど3500形の指定席となってしまいましたので、これからも金町線を訪れるときは出来るだけ3500形の原形車が来て欲しいものだなぁ……と思ったのでした。