地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

富山地鉄17480形最初の冬 (2) 83F雪山登り

2014-01-26 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 今回の出張帰り寄り道 (爆) 富山地鉄訪問の目的は、とにかく一刻も早く8590改め17480の雪まみれ姿を見てみたいという点にありましたが、その期待は天気予報大ハズレのため空振りに……。逆に何とドピーカンとなり、それが朝方の放射冷却による冷え込みを恐ろしく強烈なものにしたのみならず、光線の角度をひたすら気にしながらのヒヤヒヤの連続を強いられたのでありました。とはいえ結果的に見れば、今の時期の日本海側で雪景色と快晴の組み合わせはそうそうあるわけではないことから、今回は今回で訪れてラッキーだったのだろうと思っているところです。
 そしてもう一つラッキーだったのは……私が乗った富山6時12分の立山行が17481Fであったのに続き、7時11分の立山行が17483Fであったこと!! 先日アップした17481Fの撮影の直前にこの列車を撮影するべく待ち構えていたところ、初撮影となる17483Fの雄姿が急勾配の下の方から迫って来るのをファインダー越しに眺めながら、思わず感涙にむせんだ次第です (笑)。嗚呼、8692F先頭車に続き8693F先頭車も、いまやこうして厳寒の雪山に果敢に挑んでいる!!



 思うに、東急8000系列の譲渡先として、一年365日酷暑&車両不足のインドネシアは非常にハードな環境でありますが、それとは全く異なる意味=冬期の気象の過酷さと線形の悪さという点で、富山地鉄立山線山岳部は群を抜いているように思います。とはいえ、大出力モーターの2M編成ということで、過酷な条件に果敢に挑む条件は満たしており(立山駅で豪雪との闘いに敗れて出火した14721Fは1M1Tということで、とにかく富山地鉄は強力な電車を欲したのでしょうか)、実際に14760形や10030形と比べても、あのデンジャラスなサウンドの割には安定的に登っているように思われます。というわけで、2枚目の画像を撮影したのちそのまま17483Fに乗り、雪晴れの山岳風景を山下りの車内でヌクヌクと眺めながら、これからますます山登りのスペシャリストとして頑張れよ……と内心エールを送ったのでした♪
 それにしても、返す返すも富山朝6時・7時発の立山行が2本連続で17480で来てくれて良かった……と思います。と申しますのも、昨年末のダイヤ改正以来、どう考えても客が少ない立山線山岳部の冬ダイヤは列車の本数が大幅に整理されているからです。改正前であれば、午前中に大幅に間隔が開く時間があったものの、昼前後に約1時間間隔であったはずが、今や日中は約90~110分程度開いてしまっています (その間に岩峅寺行が挿入され、大体2本に1本が立山行、2本に1本が岩峅寺行という勘定に。岩峅寺行はアルペンルート開通期間になると立山まで延長運転)。したがって、立山行が約1時間間隔で来る朝方に17480形が2連続で来るという展開は、17480形と雪景色の組み合わせを立山線山岳部で撮りたいと思う遠来の人間にとって究極のプレゼントだったのです!! というわけで、雪まみれではないにせよ、これはこれでホントに訪問して正解だった!と痛感したのでした……。

新春川崎鉄散歩2014 (上) 京急大師線HM姿

2014-01-25 00:00:00 | 大手民鉄 (京急)


 毎年恒例の京急大師線・川崎大師初詣HM。個人的には1000形が引退してからというもの、撮りたい!という意欲が薄れてしまったことは否めません (汗)。それでも、鉄活動に復活してから約10年少々、毎年撮り貯めているものは今年も撮り貯めよう……というわけで、平日休みと大安が重なった昨日、遅い初詣として川崎大師を参拝したついでに、ちょこっと午年HMつき大師線1500形を撮影してみました。



 大師線用として用いられる編成においては、例年HMが付く場合と付かない場合の二通りがあるように記憶しているのですが、昨日日中の場合は何と!所要の3運用に用いられていたのは全てHMつき! しかも3運用とも鋼製・界磁チョッパの初期車! 1500形には興味が薄い私でも、初期型とレアには弱いため (笑)、僅かな時間で2種類のウマHMの1500形初期型を撮影できてウマ~♪ 
 その後はさらに川崎駅前まで歩いて行き、久しぶりに《天下一「いずま」》中華料理店に入りまして、モヤシソバの大盛をすすってウマ~♪♪ 駄洒落の連続ゆえ「座布団全部持ってけ! (by笑点)」との誹りは免れませんが……(滝汗)。

ヤンゴン熱鉄記 (29) DF1200長大急客入換

2014-01-24 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 ヤンゴンを発着する長距離列車のうち、マンダレー方面へ向かう長距離列車は基本的にインド罐DF1300(一部中国罐DF2000)の天下となっていることは既にご紹介した通りですが、いっぽうヤンゴンから西のピィ・バセイン方面へ向かう長距離急行列車には、DF1200のうち90年代にインセイン工場で組み立てられたグループ (?)が用いられているようです。いやはや、同じ形式名でも製造年とボディの形状が多岐にわたっておりますこと……。しかし今回、ピィ行急行は撮りそびれ (爆)。その編成の一部には中国昆河線の客車「Chinese Train」が連結されていますので、日本人中国鉄(猛烈なCRH化や日中関係悪化で、今後人口的にはどんどん減って行くのでしょうか)のはしくれの私としては是非撮っておきたいのですが……。



 それはさておき昨年のヤンゴン撮り鉄の際には、DF2000の一部の車両と共通の色を纏ったDF1200後期型が、運用の合間を縫ってヤンゴン中央駅付設の客車区における入換に従事しておりました。遠路はるばるマンダレーから到着したばかりの20両近い長大編成の尻に入換罐としてDF1200が連結されたのち、まずはマンダレー方の入庫線に入り、さらに編成を尻から押して駅南側の客車区に入って行くという要領ですが……ただひたすら「長げぇ~」という感じです (笑)。こういうとんでもない編成の列車が、極悪な線路の上を激しく左右に揺れながら時間をかけて通過しますので、傍で見ていると非常に強烈な印象です……(^^;)。
 ちなみに、偶然かどうか全く分かりませんが、このときの入換はこの位置で20分以上停止しておりました。罐が停まった先端よりもマンダレー側におりましたので問題はありませんでしたが、もしもっとヤンゴン中央駅寄りの位置で構えていたら……停止中ひたすら手前がカブられ続け、日本中古DCの通過も撮影出来なかったものと思うと、体中の震えが止まりません (笑)。

阪急京都冬至の頃 (3) 7300系付属入換

2014-01-23 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 あっという間に1ヶ月前の話ですが、これから新年の京都出張ついで鉄の記録をアップする前に、冬至の頃の阪急京都界隈散歩を完結させたく存じます~。
 朝のラッシュアワーにつき一応本数も多い阪急嵐山線を手早く楽しんだ後は、この日の当初の計画における最大究極のお楽しみとして、ラッシュアワー終了どきの桂駅に戻って参りました。通常時間帯で全ての特急・急行系が8連で運行される阪急京都線ですが、さすがに朝のラッシュアワーのピーク時に梅田に到着する列車は、8連ではなく10連としたい……というわけで、7300系の2連付属編成が増結車の任に当たっておりまして、その解結・入庫作業が数回にわたって割と集中的に見られるのです♪ まぁこれも、去る10月の出張撮り鉄の際に始めて目撃して吃驚し (阪急ファンの皆様にとっては当たり前過ぎる事実でしょうが……^^;;)、光線がフラットな日ならではのお楽しみとして是非いずれ再訪しようと思ったものですが、思いのほかすぐにその機会が巡って来たということで……。



 というわけで、駅南側の踏切にて待ち構えておりますと……うおぉぉっ!7300系の前パントップナンバー・7300の雄姿が♪ もちろん、ラッシュアワー10連の先頭に立っている姿こそ本当の雄姿と呼ぶべきでしょうが、個人的にはこんな感じの能勢電チックな短編成でチョコチョコと走り回る姿も大好きです。と申しますか……2連の方が1両あたりの側面も十分に画面に入れることが可能ですし♪ そして、営業運転中は常に隠されている幌つき前面の7450が、ライトを点灯させて力走している姿!!……特にこれを撮りたかったのです!
 いやはや、このときの撮影は約1ヶ月ぶりの撮り鉄であったのですが、そんな場面でこんな濃いぃ入換を撮るというのは何とも刺激が強すぎます (笑)。撮影後しばらくの間、脳に激しく血流が供給され、脳内物質が盛んに分泌されている気分が続いたものです (爆)。精神衛生を考えれば、余り撮り鉄間隔を開けてしまってはいけません (汗)。

 ちなみに、非常に暗い日に動く車両を広角側で被写体ブレを回避しつつ撮影するためには、EOS 5D MⅡという文明の利器がなければどうしようもなく、MⅡ様には感謝感謝です♪ しかしMⅡは連写がトロいという問題があるため、MⅢを増備しようか否か迷っています。高感度時に出て来る画像はMⅡでも十分優秀であることはよく分かっていますが……。しかしそろそろ(横浜カメヲタ祭りにて?)7Dの後継機が発表されるのではないかと思うにつけ (必ず即ゲットのつもり)、やはり軍資金は確保しておこうという気にもなります。ならば、どうせ作ってもヘボい出来にしかならない模型への出費をを節約しろよ、と言われそうですが……(汗)。一方、御ニコン様のDfを目の当たりにするにつけ、キヤノンもNewF-1みたいなEOSを作ってくれよ!という妄想が湧き起こらずにはいられない今日この頃です……(後ろを振り返らないキヤノ坊らしくないぞ!というお叱りを受けそうですが)。

東急恩田通信・秩父7804F完成編

2014-01-22 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 新年初の個人的地方私鉄遠征として東急8590改め富山地鉄17480の撮影にうつつを抜かす一方、地元の東急撮影は仕事がある日の多忙のためなかなか寄り道鉄をすることがかなわず、恩田訪問は昨年11月10日過ぎ以来の御無沙汰になるという体たらくとなってしまいました (富山訪問が2ヶ月半ぶり、恩田訪問も約2ヶ月10日ぶり……う~ん、最近富山に行きすぎ ^^;)。しかし、そろそろテクノで改造中であった秩父7804Fが出て来てもおかしくないだろう……と思いまして、昨日やっと時間を確保のうえ久しぶりに恩田に寄り道してみたところ、まさにビンゴ! 秩父7804Fがいつもの位置=入場線手前の短編成用側線に留置されていました♪



 しかし裏を返せば、この編成の営業運転入りを以て、1000系が完全に離脱・廃車となることが明確に見えて来たわけで、マニアックな魅力を放つ7800系がまた1編成落成したことを目出度く思いつつも、複雑な気分を禁じ得ないものがあります。
 そしてもう一つ気になるのは……秩父7800系を作るためのデハ8400の種が完全に尽きたということで、今後秩父鉄道の車両置換の波はしばらく静穏となるのか、それとも稼働車が減っている都営6000→5000系の置き換えが別の東急車で進められるのかどうかということ。放置されて久しい8691Fの3両が7000系の別バージョンとして秩父に行くのか (両端Mcにつき、もし秩父に行く場合には7500系ではなく7000系の一部となるものと推測します)、う~ん気になりますなぁ……。
 また、当面20m車のテクノでの改造が一段落するということで、今後しばらくテクノ入場車は1000系の短編成化(&地方譲渡)対象車が中心となるのかどうか……ということも要注目でしょうか?
 ちなみに、デハ7804につきましては正面を撮りたかったのですが、超望遠でそれを狙える立ち位置は現在のところ遊歩道整備工事の影響で入ることが出来ず……(苦笑)。というわけで、側面からの画像でお茶を濁させて頂きます (^^;)。このほか、8691Fの5両につきましては、一切動きはありません。また、御役御免の日々直1000系が多数屋外に放置されているのも相変わらず。しかし恐らくこれらの車両にもやがて変化がやって来る……というのが今年の大きな趨勢になるのでしょうか?