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ミステリ感想-『暗闇の教室』折原一

2001年12月03日 | ミステリ感想
~あらすじ~
日照りに見舞われ、干上がったダム底から緑山中学校の旧校舎が不気味な姿を現わした夏。
廃校で肝試しの怪談「百物語」を行った悪童たちは、とんでもない怪物たちを喚び出してしまう。
荒れ狂う暴風雨の闇を動き回るスパルタ教師、連続婦女暴行魔、過激派の女闘士。
息継ぐ間もなく悪夢が襲いかかる。


~感想~
ミステリであることをどこまでも拒絶するような、アンチミステリの系譜に連なる作品か。
叙述トリックはもはや円熟の域も、いかんせん物語に魅力が乏しすぎる。
そして話が長い。長すぎる。あまりに長すぎて逆になんにも残らなかった。


01.12.3
評価:☆ 1
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