
~あらすじ~
必要なし。
~感想~
いや、意外とがんばったんじゃね?
事前に情報は仕入れていたので、棒読みやストーリーの適当さ、シレーヌやジンメンの扱いの酷さは覚悟していたので「確かに酷いな~」と楽しんで観られた。
そりゃ予備知識なしに映画館で観ちゃった日には大変なことになるだろうが、酷い酷いとさんざん言われてるのを知り、10秒に一回ペースでツッコミながらテレビで観る分には問題なし。
しかしせっかく深夜枠で放送したのに美樹ちゃんの生首とか生首とか生首などがカットされたのは残念だった。なんのための深夜枠だ。ゴールデンタイムに放送するリスクを避けただけではないか。
細かいツッコミはやりだすときりがないので、星の数ほどある各サイトの映画感想を参照してもらうとして、2時間という枠にあの壮大な物語を(強引にしろ)詰め込んだことだけは評価できるのでは。
原作の深い部分を慎重に避け、深い部分の上澄みだけをすくい、すくい切れない部分は解りやすく作り変え、いちおうの起承転結を(むちゃくちゃにしろ)まとめたことくらいは褒めておきたい。
……いやもちろん、原作殺しとかそういうレベルではなく、デビルマンという素材を使って学芸会のわりにがんばりましたってレベルの話なんだけども。
この映画は(これを映画と呼ぶことを各方面に深くお詫びいたします)作品単体ではなく(これを作品と呼ぶことを以下同文)観てしまった人々の魂の叫び、もとい感想を読むことを楽しむほうの作品(これを以下同文)でしょう。
08.3.16
評価:問題外