~収録作品~
能師の妻
野辺の露
宵待草夜情
花虐の賦
未完の盛装
~感想~
駄作の後は連城で口直しというのが恒例になりつつあるが、恋愛小説でありながらどうしようもなく本格ミステリでもある作風を誇る氏らしい短編集。
どの作品も動機やトリックや真相の異常さが恋愛小説にあるまじきものなのに、それでもなお恋愛小説以外の何物でもなく、しかも異常な動機やトリックや真相はやはり本格ミステリならではの物であるという、連城作品でしか味わえない読書体験を約束してくれる。
短い分量ながらその「濃さ」はまるで長編を読んだよう。ダメミスの後にはやっぱり連城三紀彦です。
08.4.21
評価:★★★☆ 7
能師の妻
野辺の露
宵待草夜情
花虐の賦
未完の盛装
~感想~
駄作の後は連城で口直しというのが恒例になりつつあるが、恋愛小説でありながらどうしようもなく本格ミステリでもある作風を誇る氏らしい短編集。
どの作品も動機やトリックや真相の異常さが恋愛小説にあるまじきものなのに、それでもなお恋愛小説以外の何物でもなく、しかも異常な動機やトリックや真相はやはり本格ミステリならではの物であるという、連城作品でしか味わえない読書体験を約束してくれる。
短い分量ながらその「濃さ」はまるで長編を読んだよう。ダメミスの後にはやっぱり連城三紀彦です。
08.4.21
評価:★★★☆ 7