~あらすじ~
港町に霧が出た夜には「赤眼の魔犬」が現れ、次の日には必ず人が死ぬ……?
高く広い空に囲まれた町で暮らす少年ギーガン。死体の第一発見者になってしまう特異体質の彼が、またまた見つけてしまった10人目の死体。
現場には、9人目だった父が自殺したときにも見かけた、不審な革ジャンの男の姿が……。
~感想~
ノスタルジックに壊れた世界。
デビュー作『空を見上げる古い歌を口ずさむ』の続編であり、もちろんあの壊れた世界が展開される。
のだが、前作と比べると内容は薄く、シリーズ番外編といった雰囲気が漂う。
もちろん郷愁をさそう物語は楽しくなつかしく、あたたかみにあふれ、並列してなんともいえない薄気味悪さも感じさせてくれる。
だが肝心の(?)ホラー味も弱く、ミステリ味はもはや言うまでもない。
さくさく読めるが中身も読後感も薄い、物足りない作品でした。
08.7.8
評価:★★ 4
港町に霧が出た夜には「赤眼の魔犬」が現れ、次の日には必ず人が死ぬ……?
高く広い空に囲まれた町で暮らす少年ギーガン。死体の第一発見者になってしまう特異体質の彼が、またまた見つけてしまった10人目の死体。
現場には、9人目だった父が自殺したときにも見かけた、不審な革ジャンの男の姿が……。
~感想~
ノスタルジックに壊れた世界。
デビュー作『空を見上げる古い歌を口ずさむ』の続編であり、もちろんあの壊れた世界が展開される。
のだが、前作と比べると内容は薄く、シリーズ番外編といった雰囲気が漂う。
もちろん郷愁をさそう物語は楽しくなつかしく、あたたかみにあふれ、並列してなんともいえない薄気味悪さも感じさせてくれる。
だが肝心の(?)ホラー味も弱く、ミステリ味はもはや言うまでもない。
さくさく読めるが中身も読後感も薄い、物足りない作品でした。
08.7.8
評価:★★ 4