~あらすじ~
父親が被害者で母親が加害者─。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。
※コピペ
~感想~
「映画『告白』の公開にあわせて新作をお願いします。内容はなんでもいいです。そうですね、たとえば家族をテーマに泣ける小説なんかどうですか。トリック? いらないいらない。湊かなえ名義で出しさえすれば売れますから。大丈夫大丈夫」
という編集者の安請け合いが透けて見えるような、裏がありそうでなんもない事件、不自然極まりない心理の流れ、わかりやすすぎるお涙頂戴シーンと、どうしようもない展開をパッチワークしたような、どうしようもない作品である。
読んでいてむかつきを覚える、どうしようもない価値観の(しかしどうしようもなく一般人な)下衆野郎の描写は流石湊かなえなのだが、見るべきところは本当にそれだけで、オチはもちろん内容もない。
さらには帯に書かれた松たか子の感想も深刻なネタバレをかましていて、どこまでも隙がない完全無欠の駄作である。
破格のデビュー作『告白』に打ちのめされて以来、追いかけてきたが、もうこの人は見限ってもいいかな……。
10.7.7
評価:なし 0
父親が被害者で母親が加害者─。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。
※コピペ
~感想~
「映画『告白』の公開にあわせて新作をお願いします。内容はなんでもいいです。そうですね、たとえば家族をテーマに泣ける小説なんかどうですか。トリック? いらないいらない。湊かなえ名義で出しさえすれば売れますから。大丈夫大丈夫」
という編集者の安請け合いが透けて見えるような、裏がありそうでなんもない事件、不自然極まりない心理の流れ、わかりやすすぎるお涙頂戴シーンと、どうしようもない展開をパッチワークしたような、どうしようもない作品である。
読んでいてむかつきを覚える、どうしようもない価値観の(しかしどうしようもなく一般人な)下衆野郎の描写は流石湊かなえなのだが、見るべきところは本当にそれだけで、オチはもちろん内容もない。
さらには帯に書かれた松たか子の感想も深刻なネタバレをかましていて、どこまでも隙がない完全無欠の駄作である。
破格のデビュー作『告白』に打ちのめされて以来、追いかけてきたが、もうこの人は見限ってもいいかな……。
10.7.7
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