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映画感想―『タイタンの戦い』

2010年10月20日 | 映画感想

~あらすじ~
古代ギリシャ。人間の王が横暴な神に反乱を企てるが、彼らの宣戦布告に激怒した天上の創造主・ゼウスは、冥界の王・ハデスと魔物たちを地上に解き放つ。
ハデスによって家族を殺された、ゼウスの落とし子・ペルセウスはあくまで人間として復讐を誓った。


~感想~
「古代ギリシャで神の子が神の力を借りて魔物と神と戦う」という言ってしまえば「それなんてゴッド・オブ・ウォー?」なのだが、大きな違いを挙げるなら、主人公はイケメンである。違いはそこだけなのか。
ペルセウス神話が題材だから当然なものの、メデューサの魔力や雷の力を使ったり、巨大な魔物と戦ったりとどうしてもクレイトスの影がちらついてしまう。
またポスターを車田正美が描いていることからもわかるとおり、監督は熱烈な聖闘士星矢ファンで、オリンポスの神々はすげー見覚えのある鎧をまとっているし、いちおうリメイク作品なのに、前作の監督ではなく星矢にオマージュを捧げるなどやりたい放題である。
そういえば映画の感想を書いていないが、あらすじから誰もが想像する通りの内容であるため、特筆すべき点はない。
なお3D映画として公開されたが、撮影終了後に「3Dに変換できるソフトがあるの? すけえ! それ使おうぜ!」と後から加工したものなので、「いちおう飛び出るけどあちこち不自然」「むしろ3Dじゃない方が良かった」な立体化らしいので、安心して通常版を観ていただきたい。


評価:★★★ 6
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