ロイヤルランブルとレッスルマニアだけは毎年PPVを買ってます。
ネタバレ注意で各試合の感想。
ダニエル・ブライアン ×-○ ブレイ・ワイアット
(シスター・アビゲイルでフェンスへ叩きつける→シスター・アビゲイル)
この日最も盛り上がった一戦。観客が言うほどの名勝負ではなかったが手の合う好試合だった。
いまやWWEで一番人気となったブライアンへの支持が絶大。ワイアットも技らしい技はほとんど使わず、ギミックに合った荒々しい打撃とラフファイトで応戦し一進一退の攻防に。
ストーリー的にはワイアットが勝利して終わる展開は不自然だが、互いにとってステップアップとなるだろう試合だった。
第一試合が盛り上がりすぎて以降は観客のテンションがダダ下がりし、興行的には失敗となってしまったが。
ビッグショー ×-○ ブロック・レスナー
(ゴング前にイス攻撃→F5)
10年前には名勝負を連発し、個人的に大期待していたものの、試合の体をなさずに終わってしまった。
直前にビッグショーが故障していたらしくやむをえないのだが、あの巨体に普通のモーションでブレーンバスターやベリー・トゥ・ベリーやランニング・パワーボムを浴びせるところをもう一度見たかった。
近いうちの再戦を望む。
WWE世界王座戦
ランディ・オートン ○-× ジョン・シナ
(ワイアット・ファミリーの介入→RKO)防衛成功
観客が「これぞ塩試合」と言うほど悪くはなかったが、いつもと全く代わり映えしない試合だった。
解説のJBLの「シナの笑顔に観客の半数がイラッとしたぞ」という正直すぎる発言や、驚くほど綺麗に決まったシナの掟破りRKOには笑ったが、まるでルーチンワークのようにこなされる内容は確かに退屈。
序盤から観客が試合そっちのけで「ディーバを出せ」だの「Y2J(音楽活動中)」だのと騒ぐなか、オートンが要所要所で客席を煽る一方で、何一つとして試合中の改善を試みないシナはもはや処置なし。
レフェリー負傷からベルト攻撃の流れも古臭く、最後にワイアット・ファミリーが現れなければ大惨事だった。
ワイアットとシナのレッスルマニア対決は確実で、シナはこの勢いでどんどん格下げされて最終的に3MBあたりと抗争してればいいと思うよ。
ロイヤルランブル戦
優勝:バティスタ
これほどまでに観客がはっきりと拒絶の意志を叩きつけたのはゴールドバーグ VS ブロック・レスナー以来ではなかろうか。(※最強決定戦と銘打たれたが直前にゴーバーもレスナーも退団することが露見し、試合中ずっと観客がブーイングを浴びせ続けた)
さすがに中盤まではいつもの盛り上がりを見せたが、参戦者が減っていくにつれ「お前らの誰かが挑戦者だとは認めない」と観客は拒絶。参戦していないダニエル・ブライアンの名を叫び続けた。
ケインの記録を抜く12人落としを達成したローマン・レインズが最後の二人まで残ると声援を集めたが、それも復帰初戦のバティスタよりはマシというだけのこと。これならリークされていたとしてもバティスタをランブル戦で電撃復帰させ優勝させたほうがまだ良かった。
以下雑感。
・場内人気が高かったのはCMパンク>ドルフ・ジグラー>コフィ・キングストン=アントニオ・セザーロか。セザーロはジャイアントスイングとUSAチャントしやすいギミックも手伝ったが。
しかしセザーロはフェイスターンが進んでいるものの、パンクは不遇に激怒し退団寸前、ジグラーとコフィは上層部から軽視されたままと、ここでもファンと団体の意識は乖離している。
・NXTから昇格したアレクサンダー・ルセフは良い動きを見せたが一人も落とせず。こういう新人を容易に活躍させない姿勢は日本だけにしておこうよ。
・サプライズ参戦はシェイマス、ルセフ、エル・トリートの他、ケビン・ナッシュとJBLが。だが二人とも満足に試合のできる状態ではなくにぎやかしに終わった。
・バティスタはブーイングを浴びたものの、登場した瞬間には客席も沸いていた。ランブル戦の勝利は認められずとも、復帰自体は歓迎されていることは間違いない。
だがこのままではオートン戦が盛り上がるわけがない。素直にブライアンを王座戦に絡めればいいのだが、今のWWEにそんな普通の判断ができるのだろうか。
・ローマン・レインズがプッシュされるとは聞いていたが、ケインの記録を更新させ、最後まで残らせるほどとは思わなかった。
確かに初参戦とは思えない、プッシュされるに足る働きは見せた。早ければ年内にも頂点に立つかもしれない。
・総じて試合の内容よりもカナダ人の観客(たち悪い)かと思うようなピッツバーグの観客のたちの悪い、しかし正直な反応が印象的な大会だった。
1ファンとして全くの同感と言うしかないこの声が団体に届くのかどうか。今後の展開は注目である。
そりゃパンクも「なんで4年ぶりにのこのこ戻ってきたバティスタが年間最大イベントのメインに進むねん」とキレるわ。
ネタバレ注意で各試合の感想。
ダニエル・ブライアン ×-○ ブレイ・ワイアット
(シスター・アビゲイルでフェンスへ叩きつける→シスター・アビゲイル)
この日最も盛り上がった一戦。観客が言うほどの名勝負ではなかったが手の合う好試合だった。
いまやWWEで一番人気となったブライアンへの支持が絶大。ワイアットも技らしい技はほとんど使わず、ギミックに合った荒々しい打撃とラフファイトで応戦し一進一退の攻防に。
ストーリー的にはワイアットが勝利して終わる展開は不自然だが、互いにとってステップアップとなるだろう試合だった。
第一試合が盛り上がりすぎて以降は観客のテンションがダダ下がりし、興行的には失敗となってしまったが。
ビッグショー ×-○ ブロック・レスナー
(ゴング前にイス攻撃→F5)
10年前には名勝負を連発し、個人的に大期待していたものの、試合の体をなさずに終わってしまった。
直前にビッグショーが故障していたらしくやむをえないのだが、あの巨体に普通のモーションでブレーンバスターやベリー・トゥ・ベリーやランニング・パワーボムを浴びせるところをもう一度見たかった。
近いうちの再戦を望む。
WWE世界王座戦
ランディ・オートン ○-× ジョン・シナ
(ワイアット・ファミリーの介入→RKO)防衛成功
観客が「これぞ塩試合」と言うほど悪くはなかったが、いつもと全く代わり映えしない試合だった。
解説のJBLの「シナの笑顔に観客の半数がイラッとしたぞ」という正直すぎる発言や、驚くほど綺麗に決まったシナの掟破りRKOには笑ったが、まるでルーチンワークのようにこなされる内容は確かに退屈。
序盤から観客が試合そっちのけで「ディーバを出せ」だの「Y2J(音楽活動中)」だのと騒ぐなか、オートンが要所要所で客席を煽る一方で、何一つとして試合中の改善を試みないシナはもはや処置なし。
レフェリー負傷からベルト攻撃の流れも古臭く、最後にワイアット・ファミリーが現れなければ大惨事だった。
ワイアットとシナのレッスルマニア対決は確実で、シナはこの勢いでどんどん格下げされて最終的に3MBあたりと抗争してればいいと思うよ。
ロイヤルランブル戦
優勝:バティスタ
これほどまでに観客がはっきりと拒絶の意志を叩きつけたのはゴールドバーグ VS ブロック・レスナー以来ではなかろうか。(※最強決定戦と銘打たれたが直前にゴーバーもレスナーも退団することが露見し、試合中ずっと観客がブーイングを浴びせ続けた)
さすがに中盤まではいつもの盛り上がりを見せたが、参戦者が減っていくにつれ「お前らの誰かが挑戦者だとは認めない」と観客は拒絶。参戦していないダニエル・ブライアンの名を叫び続けた。
ケインの記録を抜く12人落としを達成したローマン・レインズが最後の二人まで残ると声援を集めたが、それも復帰初戦のバティスタよりはマシというだけのこと。これならリークされていたとしてもバティスタをランブル戦で電撃復帰させ優勝させたほうがまだ良かった。
以下雑感。
・場内人気が高かったのはCMパンク>ドルフ・ジグラー>コフィ・キングストン=アントニオ・セザーロか。セザーロはジャイアントスイングとUSAチャントしやすいギミックも手伝ったが。
しかしセザーロはフェイスターンが進んでいるものの、パンクは不遇に激怒し退団寸前、ジグラーとコフィは上層部から軽視されたままと、ここでもファンと団体の意識は乖離している。
・NXTから昇格したアレクサンダー・ルセフは良い動きを見せたが一人も落とせず。こういう新人を容易に活躍させない姿勢は日本だけにしておこうよ。
・サプライズ参戦はシェイマス、ルセフ、エル・トリートの他、ケビン・ナッシュとJBLが。だが二人とも満足に試合のできる状態ではなくにぎやかしに終わった。
・バティスタはブーイングを浴びたものの、登場した瞬間には客席も沸いていた。ランブル戦の勝利は認められずとも、復帰自体は歓迎されていることは間違いない。
だがこのままではオートン戦が盛り上がるわけがない。素直にブライアンを王座戦に絡めればいいのだが、今のWWEにそんな普通の判断ができるのだろうか。
・ローマン・レインズがプッシュされるとは聞いていたが、ケインの記録を更新させ、最後まで残らせるほどとは思わなかった。
確かに初参戦とは思えない、プッシュされるに足る働きは見せた。早ければ年内にも頂点に立つかもしれない。
・総じて試合の内容よりもカナダ人の観客(たち悪い)かと思うようなピッツバーグの観客のたちの悪い、しかし正直な反応が印象的な大会だった。
1ファンとして全くの同感と言うしかないこの声が団体に届くのかどうか。今後の展開は注目である。
そりゃパンクも「なんで4年ぶりにのこのこ戻ってきたバティスタが年間最大イベントのメインに進むねん」とキレるわ。