~あらすじ~
口裂け女、人面犬、トイレの花子さん…。世の中を流れる怪しげな噂、「都市伝説」。いつの世もぼくらが友達の友達から耳にしてきた「絶対に本当の話」。それらすべてを支配するかのように2000年代に出現した、「秘密屋」という万能のオマジナイ。現代社会の神秘が、真っ赤なイメージで直接あなたに語られる。
(秘密屋・赤 裏表紙より)
21世紀開幕早々に間違い電話をかけてきた謎の男は、現代社会の神秘「秘密屋」の正体を知っていた…。1対1。極限のかけひきの末、ついに接触に成功した「秘密屋」は意外な提案をする。「今こそすべて話そう。俺の本を書け」。あの超大物政治家を標的とした戦慄すべき計画、「秘密のヤバイ話」の告白。
(秘密屋・白 裏表紙より)
※文庫化に際し「秘密屋文庫・知ってる怪」に改題
~感想~
退屈。その一語に尽きる。とにかく内容は薄く、自己満足・自己解決にひたりきった品。突然、某妖怪小説家の文体をマネるのは安易に過ぎないか? しかも氏の場合、絶対的な筆力の低さから、無理に1ページに収めようとして、非常にぎこちない文になってしまっている。こんなのをわざわざ2冊に分けて、倍の値(以下自粛)。
01.12.23
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