WBCの練習試合がひととおりすんだわけだが、
なんとなく去年のペキン・オリンピックの前のようだね。あの時も巨人との練習試合で大敗していなかったっけ。
ダルビッシュは相変わらず球になじめないようだし。星野監督の対応にも一理あったか、なんてことにならないように願うばかりだ。
イチローの人相も気になる。あれだけの実績のある選手だから予測は険呑だからやめておくが、得意の人相見といこう。
3年前のWBCから変化は徐々に起こっているのだろうが、お利口さんモードはどうも好きになれない。マスコミへの対応も以前と違って優等生的だし、彼には似合わないが君はどう思う。今のほうが好感が持てるのかね。
前のようにマスコミを遠ざけて自分に集中しているときのほうが好ましい。人には個性がある。今のパターンはイチローには似合わない。
そこに行くと野茂はえらい。現役の最後まで自分のスタイルを崩さなかった。
+ 前回のWBCとは全く環境が違う。
前回のWBCと今回ではコーチ陣が全く違うようだ。今回はコーチの数も多く、みなWBCの監督を原監督のかわりにしてもおかしくないようなビッグ・ネームぞろいらしい。前回は王監督の個人営業みたいだった。
だからイチローがチームリーダーとしてしゃしゃり出ても役割を果たせたわけだ。それに前回はメジャーリーガーの選手はそんなにいなかったんじゃないの。逆にいえば、イチローのメジャーリーガーとしての威光があったわけ。
今回はメージャーリーガーの数が多い。野手、打者でもずいぶんいる。岩村なんてワールド・チャンピオンの立役者だろう。
テレビを見ていると試合後のインタビューで紹介される発言はイチローばかりだが、本来は監督やコーチに聞く質問が多い。他のメジャーリーガーも面白くないだろう。
前回もイチローは打撃に専念していないのか、打率はあまりよくなかったと記憶する。大体、かれは記録志向の選手で、フォア ザ チーム というタイプではない。マリナーズとの契約でも一番しか打たないとか、ライトしか守らないとか自分の記録のことしか考えていない職人である。
シアトルのマスコミもそういうイチローの姿勢を批判したことがある。イチローは打撃に専念させたほうがいい。そうすれば打つときには打つだろう。
++ それともう一つ
イチローは大試合のプレッシャーに免疫があるのかね。ほとんど経験がないのではないか。マリナーズは長年にわたって優勝を争うようなチームではなかったし。これがヤンキースやレッドソックスにイチローがいたらあんなに打たしてもらえたか疑問である。マリナーズにいたからこそ残せた大記録だろう。