東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

薩長同盟というよりは

2012-10-27 22:19:03 | 国際・政治
石原新党は薩長同盟というよりは源三位頼政の決起を想起させる。両方とも非常に高齢で突然立ち上がったという印象が拭えない。また、頼政は有名な歌人でもあったが、石原慎太郎が作家でもあるというあたりに類似点を見るせいかもしれない。

とすると現代の頼朝はだれかということになる。橋下じゃない。いるのかな、まだ現れていない。

いずれにせよ、石原氏の薩長同盟の比喩は、彼の常の比喩と違い鋭さ、的確さがない。その辺が心配だ。

明治維新の結果は大成功だったが、薩長同盟は野合の最たる物であった。成功したのはひとえに当事者たちのレベルが高かったからだ。またいくつかの幸運も重なった。

かりに野合を薩長同盟を引き合いに出してよしとしても、なんら結果を保証する物ではない。かといって成功の可能性を排除する物でもないが。

野合は失敗例が当然のことながら多い。近くには細川野合政権があり、現在には民主党野合政権がある。

大体、戦後の自民党の長い歴史そのものが野合政権と言えるのである。









石原新党の第一印象

2012-10-27 06:49:09 | 国際・政治
年齢のせいも有るだろうが、シブイ感じだ。

官僚制度の破壊を第三極形成の最大公約数にするというわけだろう。これそのものがかなり「シブイ」テーマだからね。

政策に影響力のある高級官僚にメスを入れるなら、彼らが乗っかっている自治労を溶鉱炉に放り込まなければならない。石原さんに期待したい。

有る意味で、政治家の能力が相対的に劣るから政治主導を唱えても、結局官僚に取り込まれる。これは自民党、民主党同罪であった。責められるべきは政治家だったかもしれない。弱い相手に自分から譲歩して行く馬鹿な官僚はいない。

石原さんに期待したいね。橋下は切り込み隊長として使えばいい。