石原新党は薩長同盟というよりは源三位頼政の決起を想起させる。両方とも非常に高齢で突然立ち上がったという印象が拭えない。また、頼政は有名な歌人でもあったが、石原慎太郎が作家でもあるというあたりに類似点を見るせいかもしれない。
とすると現代の頼朝はだれかということになる。橋下じゃない。いるのかな、まだ現れていない。
いずれにせよ、石原氏の薩長同盟の比喩は、彼の常の比喩と違い鋭さ、的確さがない。その辺が心配だ。
明治維新の結果は大成功だったが、薩長同盟は野合の最たる物であった。成功したのはひとえに当事者たちのレベルが高かったからだ。またいくつかの幸運も重なった。
かりに野合を薩長同盟を引き合いに出してよしとしても、なんら結果を保証する物ではない。かといって成功の可能性を排除する物でもないが。
野合は失敗例が当然のことながら多い。近くには細川野合政権があり、現在には民主党野合政権がある。
大体、戦後の自民党の長い歴史そのものが野合政権と言えるのである。
とすると現代の頼朝はだれかということになる。橋下じゃない。いるのかな、まだ現れていない。
いずれにせよ、石原氏の薩長同盟の比喩は、彼の常の比喩と違い鋭さ、的確さがない。その辺が心配だ。
明治維新の結果は大成功だったが、薩長同盟は野合の最たる物であった。成功したのはひとえに当事者たちのレベルが高かったからだ。またいくつかの幸運も重なった。
かりに野合を薩長同盟を引き合いに出してよしとしても、なんら結果を保証する物ではない。かといって成功の可能性を排除する物でもないが。
野合は失敗例が当然のことながら多い。近くには細川野合政権があり、現在には民主党野合政権がある。
大体、戦後の自民党の長い歴史そのものが野合政権と言えるのである。