東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

安倍首相の漢語センス

2017-05-21 09:40:24 | 森友学園

このブログ二週間近くさぼっておりました。ブログはまめに更新することが大事です、特に弱小ブログでは。そこで多少埋め草的でありますが筆が乾かないうちにひとつ。

 安倍首相には加計学園問題というのが出てきましたね。加計というのに愛媛県というので妙だと思いましが、加計というのは地名ではなくて人の名前なんですね。安倍首相には森友もそうだけど、文教関係のトラブル(野党のしかけるという意味)が多いのも妙ですね。安倍さんは文教官僚に恨まれているのかな。天下り問題で大量粛正したからかな。いずれにしても彼らがリーク元らしい。

加計氏は安倍さんの「腹心の友」だそうです。たしか広辞苑の語釈その三には何事も腹蔵無く話せる長年の友という意味がある。古典に出典もあるようだ。しかし、あまり聞かない表現だ。だから知識をひけらかしたつもりかな。

 普通はこう言う時には莫逆の友という言葉が耳になじんでいる。安倍さんは「影のお師匠さん」に教えられてことさらに「腹心の友」という言葉をつかったのかな。あまり漢語の、少なくとも日本的使い方では、センスがない。

 腹心の友というと「何事も打ち明けて相談できる友」という意味であり、今回の場合は秘密裏に談合する仲とも取られかねないのではありませんか。注意しなければいけません。

 腹心の部下とはよく言いますけどね。秘密のはかりごとを打ち明けたり命令したりするときにね。ひょっとすると安倍さんは「腹心の部下官僚にやらせたのにどうして漏れたのだろう」と思ってつい「腹心」と言ったのかもしれませんね。

森友問題でも財務官僚を切り捨てると同じ事をされると恐れているのだろうか。