貴乃花親方が相変わらず相撲協会の聴取に応じていないが、彼は相撲協会が白鵬に対して何らかの処分をしない限り今後も応じることはないだろう。倫理は法律刑罰に優先する。これが世間の常識である。だからこそ、倫理といわれ、道(ドウ)といわれる。
公益財団法人として法曹界の処分に先立って首謀者白鵬に対して峻厳苛烈な態度を示してこそ相撲道が維持できる。プロレスやボクシングなどの格闘技業界でも発生しないような想像だにできなない破廉恥不祥事が発生している。公益財団法人なら率先して「倫理」を唱道しなければならない。文科省、スポーツ庁も指導に遺漏があってはなるまい。
これほど、事件の主導者、教唆者が白鵬であることが明確であるにもかかわらず相撲協会が白鵬に対する処分にまったく触れないようでは貴乃花親方は談合に応じることはないだろう。 白鵬に対しては軽くても出場停止一年、重ければ解雇の処分がなされるべきである。