色々な見方がある。質疑応答を受け付けなかったということに内外の批判が集中しているようだ。もっともな話だ。対応がまずかったことは間違いない。
1:理由としては、竹田側でやはりまずい、というか微妙なところが出てくる可能性を恐れたのかもしれない。マスコミの論調もその線上のようだ。それと会長の読み上げた声明?で気になるところがある。『私は意思決定プロセスには一切関わっていない』という個所だが、これは部下に責任を押し付けようとしかとられないのではないか。意思決定のプロセスにかかわっていないという理屈は最高意思決定責任者としては通用しない理屈だ。これで免責になると考えていたなら如何にも元宮様風の世間知らずの態度と言うしかない。相当にお粗末である。しかもこの発言は言外に部下には贈賄の認識があったと竹田氏が理解していた(当時は別として、現在は)と受け取られてもいたしかたない。
2:当初は勢い込んで記者会見をして質疑応答を受け付けるつもりだったが、周りで制止するものがいた可能性もある。正面から記者会見をするとフランス当局と全面的に対立することになり、まずいと意見する連中がいた可能性がある。
3:前回のアップでフランス当局がしゃしゃり出てくる理由がよく分からないと書いた。そのせいかどうか分からないが、マスコミでも事件の経緯というか背景を報道しだしたが、あいかわらずすっきりとした報道は一つもない。前回述べたJurisdictionの問題を含めて、どうもフランス当局の動きにもうさん臭さが拭えないのではあるが、、