東方のあけぼの

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低床バスの持ち腐れ

2019-03-16 09:08:34 | 街で聞いたはなし

 皆様のお許しを得てガラリと話題を変えてバスの運転手の話をしたい。別にお許しを得なくてもいいのではありまするが。

 ニュースで時々バスの運転手が高齢化で足りないと報道されている。そのせいかどうか、運転手の技量は落ちているようだ。ひところ低床バスの導入とか言って宣伝していたが最近はさっぱり言わなくなった。うたい文句はお年寄りでも乗り降りが楽になるというものであったが。

  停留所の歩道の縁石にぴったりと幅寄せするには技術がいるのだろうか。ぴったり幅寄せしなければ低床バスは高齢者に優しい乗り物になる代わりに非常に危険な乗り物となる。

 幅寄せを間違えてバスの車体に傷をつけると勤務成績に影響するのか。最近の運転手は縁石から相当離れて停車する。ために高齢者の乗降は前より危険になっている。歩道からいったん車道に降りて高いバスの踏み台にえっちらほいとご老体には重そうなキャスター付きのバッグを担ぎ上げる。何をいれているのか、老人が引っ張っているあのバッグはすごく重いらしい。

  そのため、乗り降りは前より数段困難で危なくなっている。そのうえ、バスと歩道の間が十分に間隔があればまだいいのだが、中途半端な幅だといったん歩道から車道に降りてバスに乗るときに間隔が狭いために躓くことが多い。これは降りるときにはさらに危険である。いつ転倒するか分からないと見ていながら気が気ではない。

 また、縁石とバスが中途半端な距離でいったん車道に降りる余裕がない時には老人はジャンプするように重い物とともにバスに飛び移らないといけない。あるいは股を広げて歩道に飛び移らないといけない。若い人には普通にできることでも老人には無理である。間違えれ骨折などの大けがをする。しばしばそういう時に途方に暮れている老人たちを見かける。

 バスの乗務員が不足していて厳しく言うとやめてしまうから監督する側が黙っているのか。