東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

マスクをめぐる怪その一

2020-04-04 09:17:13 | 小池都知事

 今朝のNHKでトイレットペイパーの生産者側に品物が十分にあるのに小売店ではいまだに品物がないという事情を取材していた。すべてはTPは値段が安いのにかさばるということが原因らしい。生産者側に在庫が豊富にあっても流通に出す運搬手段(トラックと人員の手当て)が急増出来ないという事情らしい。もっともな話だ。買占めは一時的な現象だろうから、そのためにトラックや運転手を急増してもあとで困る。また、スーパーやコンビニでも商品をストックするスペースに限りがあるから一度に沢山在庫を抱えられないという。もっともな話である。注:NHKはこの事情を数量的に裏付ける取材をしていれば番組は完璧だっただろうが、していない。安易というべきだ。

 それでも最近ではTPはかなり入手しやすくなったようだ。通りで買い物帰りにTPを抱えた主婦などを見かけるようになった。それに比べてマスクはまったく店頭にない。スガだっけ、6億枚増産するとか言ったのは一月以上前だろう。それがこの間の安部さんの演説では布マスク一所帯二枚に変貌した。しかもいつまでに配布されるか明言されていない。

 マスクはかさばる商品ではない。重量当たりの単価はTPよりはるかに高い。したがってTPのような物流の問題もない。どうしたんだ、と思っていたら最近の週刊文春で、自民党の二階に云われて小池都知事が防護服を30万着シナに送ったという記事があった。東京都が緊急時に備えて備蓄したものを贈ったそうだ。しかも東京都民の財産である防護服の贈与については都議会に一切報告していないという。勿論あれだけ記者会見が好きなノドこぶラクダは一言もマスコミを通して都民に報告していない。緊急事態宣言ではワーワーとパーフォーマンスをしているくせに、これから絶対に不足することが必至な防護服を、都民の同意、都議会の同意なしに、こっそりと中国に送るとは国賊行為ではないか。

 ひょっとすると、マスクのシナへの横流しも小池都知事が行っているのではないかとの疑惑も生じる。