東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

医者は信用すべからず

2020-04-10 22:04:18 | 小池都知事

 毎日武漢ウイールスの感染者数が公表される。あの数字をどう判断するか。第一解釈する手立てが我々に提供されているのか。とくに小池老女がいきり立って「感染爆発」なんて煽り立てているのは下手な魔女芝居を見ているような砂を噛むような思いを抱かせる。

 それは勿論深刻な問題でしょう。それは否定しない。しかし我々には有意味な情報がない。しらけるばかりである。統計数字として次の二つの情報は不可欠である。しかもそれは当事者なら容易に把握できる情報であり、都民、国民に伝達することは容易なものである。

 すなわち、検査の対象となった日々の検査人数と陽性者(感染者)の数である。ごく分かりやすくするために二つのケースを示す。なお、これは現実の数字ではない。問題点を分かりやすくするための例示である。ケースAは現在の東京都他の発表方式である。
 ケースBとCは検査人数を含むものである。日にちは仮に三月一日、十日、三十日、四月十日としよう。

ケースA 10,15,20,40(感染者数のみ)

ケースB 分母が検査数、分子が感染者数
10/100,15/100,20/150,40/200

ケースC 分母が検査数、分子が感染者数 
      10/200、15/200、20/400.40/400

説明、ケースAは無意味な情報である。ケースB,Cはより有意味である。しかもBとCでは意味合い、取るべき施策も変わってくる。流行曲線のカーブ・フィッティングも変わってくる。案外緩やかな直線かもしれない。わかりませんよ、我々には材料がないんだから。

なお、感染者数と死者数の推移も有意味な情報である。この両者はシンクロするものではないが、傾向値として意味がある。テレビなどでも報道されているようだが都府県別に綺麗に整理されて報道されているのを見たことがない。

追記:分母である検査数の変動については定性的な把握も必要である。検査キットが普及しただけなのか、検査体制が充実したからなのか、検査希望者の増減に対象(患者候補)の意識の変化があったのか。その辺も分析する必要がある。検査費用が保険適用になって負担が減少したとか、、いろいろあるだろう。

 

 

 


マスクをめぐる怪その二

2020-04-10 08:02:57 | 街で聞いたはなし

ちょいと間が空いたが、マスク問題の続きである。というよりかマスク問題で触発された疑問の数々というべきか。

使い捨てマスクは再利用してはいけない、とテレビに出てくる医者らしきものが口をそろえて言っている(言っていた)。なぜ再利用が出来ないのか一切説明がない。ばかなテレビの司会者もそういわれると質問も反問もしない。知能劣弱といわれてもしょうがない。

たしかに商品のパッケージの上には再利用できませんと書いてはあるが、なぜか、という理由は書いていない。バカにするなよ。なにか人体に有害な物質が表面に塗布してあるのか。それが洗うと溶けだして人体に入るというのか。それならもっとはっきりと書け。強く警告せよ。

あれは不ネン布で出来ているという。フネンプというのがどういうものか知らないが、洗うとどうなるのか、そういうことを表示しなければ意味がない。

最近ではマスクの品薄状態が長期間にわたって改善しないので、再利用してもいいと豹変している。それなら最初からそう云え。そして小笠原流よろしく洗い方なるものまでうるさく言っている。馬鹿々々しいにもほどがある。

前にも書いたと思うが私は長年(この騒動が起きる前から)再利用している。使えなくなるまで(すなわち紐が切れたり、マスクが破れたりするまで衣類と一緒に洗濯機で洗ったものを使っている。別に金がもったいないのではない。しょっちゅう買いに行くのが面倒くさいからである。

教訓
医者は信用すべからず、医学は信用せよ(ただいagingを経たものに限る)。

次回予告:疫学的統計の読み方