毎日武漢ウイールスの感染者数が公表される。あの数字をどう判断するか。第一解釈する手立てが我々に提供されているのか。とくに小池老女がいきり立って「感染爆発」なんて煽り立てているのは下手な魔女芝居を見ているような砂を噛むような思いを抱かせる。
それは勿論深刻な問題でしょう。それは否定しない。しかし我々には有意味な情報がない。しらけるばかりである。統計数字として次の二つの情報は不可欠である。しかもそれは当事者なら容易に把握できる情報であり、都民、国民に伝達することは容易なものである。
すなわち、検査の対象となった日々の検査人数と陽性者(感染者)の数である。ごく分かりやすくするために二つのケースを示す。なお、これは現実の数字ではない。問題点を分かりやすくするための例示である。ケースAは現在の東京都他の発表方式である。
ケースBとCは検査人数を含むものである。日にちは仮に三月一日、十日、三十日、四月十日としよう。
ケースA 10,15,20,40(感染者数のみ)
ケースB 分母が検査数、分子が感染者数
10/100,15/100,20/150,40/200
ケースC 分母が検査数、分子が感染者数
10/200、15/200、20/400.40/400
説明、ケースAは無意味な情報である。ケースB,Cはより有意味である。しかもBとCでは意味合い、取るべき施策も変わってくる。流行曲線のカーブ・フィッティングも変わってくる。案外緩やかな直線かもしれない。わかりませんよ、我々には材料がないんだから。
なお、感染者数と死者数の推移も有意味な情報である。この両者はシンクロするものではないが、傾向値として意味がある。テレビなどでも報道されているようだが都府県別に綺麗に整理されて報道されているのを見たことがない。
追記:分母である検査数の変動については定性的な把握も必要である。検査キットが普及しただけなのか、検査体制が充実したからなのか、検査希望者の増減に対象(患者候補)の意識の変化があったのか。その辺も分析する必要がある。検査費用が保険適用になって負担が減少したとか、、いろいろあるだろう。