小池百合子の逆張りだが、営業自粛をするなら東京都の財政で保証すると言わないで、かっこいいことを言って金だけ国(国民全体の税金)からせしめようとしている。まことに妖婆の図々しさである。「東京都が保証する」と大見えをきれば、大したものだ。しかしそんなことを言えばこの七月の知事選では都税の納税者はだれも小池百合子に投票しない。
都の財政は破綻するから納税者以外の都民も一人として彼女に投票しない。それは小池百合子には分かっているのだろう。
だから「かっこいいとこどり」だけして自分が正しいことを言っているように都民、国民をたぶらかす妖怪婆アの悪知恵パーフォーマンスである。
ちょっと、アカデミックなことをいうと、外出自粛と営業自粛要請をセットにしたらどれだけの相乗効果があるのか、示すべきである。安倍首相ですら外出・接触を8割減らすように数字をしめしている。おそらく諮問委員会の専門家の検討結果を踏まえているのだろう。
小池百合子は都庁のスタッフあるいは都の諮問委員会などに作業をさせているのか。外出自粛と営業自粛要請をセットにした場合の数量効果を明示すべきである。出来ないならあんなことをいう資格はない。
同時に出したら効果があがるなど、幼児でも言える。為政者として科学的(統計的?)な検討もしないであのように重大なことを人気取りの観点で口にすべきではない。