東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

ロシアはなぜ他地域の強力な兵力を回さないのか

2022-10-17 08:12:17 | 街で聞いたはなし

 ロシアのプーチンは兵力として使い物にならない部分動員をしたのか。なぜ訓練もせずに、まともな武器を与えないで最前線に投入したのか。他地域で常時臨戦態勢にあると考えられる兵力、武器をウクライナに持ってこないのか。   

 これが常識的な疑問だ。プーチンは馬鹿なのか。それが出来ない理由があるのか。テレビを見ていると日本でも軍事評論家という怪しげな連中が多い。中には自衛隊関係者もいる。つまりロシア軍についての専門的知識、情報を持っていなければいけない連中もいるのに、その辺の分析がない。
 ロシアは世界で一番長い国境線を持っている。極東、中国との国境、中央アジアとの長い国境、それらに配置されているロシア軍は膨大、強力だろうと素人なら推測する。おそらく疑い深く、小心なプーチンはそれらの兵力をウクライナに移動すれば、すぐにでもアメリカ、中国、中央アジア諸国から国境を侵犯されると恐れているのだろう。
 プーチンは最近頻繁に中央アジア諸国の首脳と会談しているが、これも彼らをけん制する目的だろう。彼らに軍事的空白を突いて国境を突破されるかどうか探るのが本当の目的ではないか。
 中国とだって、国境紛争の長い歴史がある。現在は休戦状態だが、どうなるか分からない。沿海州などにはアメリカに対抗するための強大な戦力を保持していると考えられる。
 だから素人同然の予備役を訓練もせず、満足な武器も与えずウクライナ前線に投入する。
 それにしても、以上述べた様な分析は本来軍事専門家がすべきなのに、テレビでの発言を見ていると、全く無知のようだ。

 あるいはプーチンはまったく軍部に統制が効かなくなっている可能性もある。各地区の軍団がプーチンの命令を聞かなくなっているのかもしれない。もしそうだとすると、これは末期症状だ。