東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

援助の約束

2008-07-02 08:56:17 | 社会・経済

北朝鮮の拉致問題の見返りに援助の約束があるのか、ないのか。そんなものがひそかにあるのか知らないが、そんなものを守る必要がない。

誘拐人質事件の解決で警察が犯人と交渉することがあるが、交渉説得の過程で警察のした約束を犯人逮捕後に果たしたら世間の物笑いになる。

すなおに人質を解放すればよし。時間切れとなれば強行突入が人質事件解決のシナリオである。

そもそも、小泉元首相が訪朝して拉致問題が明るみに出た後の対処が間違っていた。国交正常化や援助とパッケージにしたのが間違いだ。拉致犯罪の解決には見返りを与えるべきではない。

北は犯罪が明るみに出ると今度はそれを援助の交換条件にしようとした。こんなことふてぶてしいことを認めてはいけない。これまでの交渉態度は小泉を含めてすべて間違っている。

+ アメとムチ

よく交渉と圧力という。間違いだ。アメとムチの出し入れというべきである。アメとは援助の幻影であり、ムチとは制裁と最終的には強行突入である。