東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

相撲協会のあるべき姿

2018-02-03 08:59:40 | 大相撲

 理事選とやらのドタバタ喜劇も終わった。テレビも苦労せずにネタ探しをしていなくてもよかったが、これからは大変だ。不倫でもほじくりまわすんだろうな。

 テレビで個人名を挙げてまでの票読みを毎日毎日放映されては、名前のあがった親方たちも身動きがとれなかっただろう。もし去年までのように理事選事前工作がテレビでまったく報道されなければ、貴乃花はかなりの票を他に部屋からかっさらっていた可能性がある。

 さて、相撲の専門家でもなく、熱心なファンでもない私が随分と書いてきたものだが、前にも書いたが、ひとえにこれは相撲協会が公益財団法人になったことで、国民として、納税者として重大な関心事とならなるざを得ないからである。森加計スパコンと同様に深刻な問題である。

 また、NHK視聴料(これは実質税金であり、しかももっとも悪質な税金である)を払っている人間として、当然発言すべき関心事である。一世紀近くも一日三時間(BSもいれれば六時間以上)も公共の財産である電波をハイジャックし続けた被害を受けた国民としては一言言っておかなければならない義務がある。しかも興行として、スポーツとしての実況放送の「たしなみ」を忘れて修身論のような歯の浮くような解説を垂れ流されては青少年のためにならない。ときどき招かれる「著名な」なゲストが、事前に打ち合わせでもしているのか、相撲が日本の精神論の見本のように、アナウンサーに誘導されて開陳するがごとき幼稚な会話を垂れ流されては純正右翼の諸君でなくても実況中継をやめさせなければならない。

 私は相撲について一切触れなくなるだろう。もし、公益財団法人資格をはく奪されて一興行団体になり、NHKが実況中継を一切やめれば、という条件が実現すればであるが。最近報道されたような暴力事件が起これば警察が処理するだろうから、我々がコメントする必要も一切なくなるだろう。


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