前回投稿以降、マスコミはようやく満遍なく防衛利権の実態を報道するようになり、そのなかで守屋次官ゴルフ接待事件を位置づけるようになった。ご同慶のいたりである。マスコミ各紙の報道は当ブログのパースペクティブを裏付けるものばかりでホッといたしておる。
怪獣石場は新進党だっけ、自由党だっけ以来よしみを通じていた小池百合子をたきつけて 守屋のあぶり出しを画策した。防衛利権、沖縄利権よ、来い来いというわけだ。
しかし、小池百合子が得たりやオウ、とイリオモテ山猫よろしく白昼国民の面前で守屋次官にむしゃぶりついて引っ掻き始めるとは思わなかっただろう。
クスリの盛り方を間違えたからいきなりあそこまで興奮させてしまったのだ。
マスコミにもう一つヒントを与えよう。山田洋行のアメリカ法人の接待先である。平成の長井雅楽、長野主膳たちへの各種くすぐりである。接待もあり、便宜供与もあり、情報提供(アメリカ有力国防関係者への引き合わせ、情報((アメリカ宣伝用の))提供など)が考えられる。平成の「安全保障専門家、軍事評論家、日米関係専門家、あやしげなシンクタンク研究員」などである。
歴史のお勉強:長野主膳は井伊直弼のふところ刀で、日米修好通商条約を勅許を得ないで調印するなどに暗躍した。この日米通商友好条約など世間のだまし方は今のテロ特措法と本質的に酷似している。井伊直弼暗殺後に首を刎ねられた。
長井雅楽:長州萩藩士、幕末の公武合体論者、公武合体というのは日米同盟至上主義と瓜二つである。アメリカ=幕府、日本=宮廷と置き換えるとわかりやすい。その後藩論が転換して切腹させられた。