タクシーに乗車してまともな運転手に当たる確率は低くなったようだ。これは食えなくなった個人タクシーの運転手が会社タクシーに大量に流れ込んだためだろう。
コロナ前は会社タクシー運転手の接客態度は一部の会社を除き、おおむね、むらなく良好であった。あまりタクシーを使わない経験から言うとTkタクシーとTyタクシーを除いては外れは無かった。ところが最近は二回に一回は非常に不愉快な雲助に出会う。
個人タクシーと言うのは個人経営の一人経営者一人従業員の実態であるが、それになるのが彼らの最大の生きがいらしい、一部の連中にとってではあるが。個人タクシーの免許をとると、まるで別人のように偉くなったと思らしい。客を客とも思わなくなる。運転技量はともかく、会社経営の能力などないのがほとんである。
とにかく客と対等になったと思うらしい。ゴルフの話をしたり、ハワイや八丈島に釣りにいった話を自慢げに客に持ち掛けてくる。これに対等に乗ってやらないと不機嫌になる。
個人タクシーの運転手は道順を指定されるのを極端に嫌う。それにはいろいろ理由があるらしい。
プロとしてのプライドが傷つけられたと思らしい。だからわざとナビを見ない。ナビなんか見るのは沽券にかかわると思っている。それで正しい道を通って行けると誇示しているらしい。それで客が不安になって遠回りを注意するとふてくされて客を脅かす。
また、客の無知をいいことにして遠回りして料金を稼ごうとするのだろう。そういう運転手が会社タクシーに増えてきた。かって無かったことである。そういう例に最近あまりに多く出会うので妙に思っていた。
おそらく、コロナで客が減り、ハナから経営能力がなく、社長なら派手にゴルフや釣りや遊びをしないと沽券にかかわると勘違いしてますます左前になり、昔の会社タクシー会社に戻ってくるらしい。乗客はそんな運転手かどうか、乗る前には分からない。
しかし、これは個人タクシー崩れだなと言うのは乗ってすぐにわかる。まず客を客とも思わない横柄な口ぶり。希望する道順を言うと途端に横柄な口を利く、など。乗ってから分かるのでは遅いのだ。会社タクシーの経営者はドライバーの採用には注意しなけらばいけない。