そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ギリシャとウォールストリートの2つのデモ

2011-10-07 | マスコミ報道

EUはギリシャの債務問題で、すっかり身動きが取れなくなってしまった。003 資金援助したところで、十分な債務償還が見込めるわけでも ない。債務を隠し続けて、EUに参入したのである。

これまで安穏としていた国民の怒りは理解できる。突如として降って湧いたような、人員削減と重税である02。こんなことをしているようだと、返すものさえ返せなくなる。

政策的に不況を作り出すようなものである。インフレになるし失業率は高くなるし社会不安は、一層の経済の悪化へとつながる。税収が伸びるはずがない。

004 怒りに燃えるギリシャ国民は、デモを連日行っている。暴徒化する国民を、抑え込もうとしている。

方やアメリカでは、資金を転がすだけで儲けている、1%の人たちに対するデモが003連日繰り返されている。

私たちは99%であるというのである。貧困層の反乱といえ る。雇用不安と、一部の金融が富を蓄えていると、証券取引の象徴的なウォールストリートで、繰り返されている。001

ネットの呼び掛けで、主に若者が糾合した形である。警察は暴力的な取り締まりも行っている。

一見関係ないような二つのデモであるが、新自由主義の経済のグローバル化が生んだ、象徴的な二つのデモといえる。

強いものが生き残る新自由主義は、格差社会を生み弱者をさらに追い詰めるのである。そこから生まれた、効率社会は人々を追いつめる。世界は何処に行こうとしているのであろうか。

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