そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

下着泥棒の復興大臣は核武装論者、農水大臣はカネとヤクザまみれ、臨時国会もなく密室論議、何が民主主義だ

2015-10-17 | 戦争
安倍晋三の新内閣に入れてやった新人大臣の素性が怪しくなってきた。その最右翼が、下着泥棒だった高木毅復興大臣である。なんでも好きだった女の子の家に侵入して、タンスから下着などを盗んだとのことである。本人も否定していない。父の威光で示談に終わっているようである。
初当選した時には、敦賀市長の父の七光りで当選している。父の高木孝一は原発推進論者である。この敦賀市長は、地元出身の水上勉が反原発発言をするや、圧倒的政治力で封じ込めてしまっている。最近になって、一滴文庫も日の目を見るようになったが、地元からは総スカンをくらわせていた。
高木孝一敦賀市長は、「原発は金になる。」と、全く正直に吐露している。「50年後や100年後生まれた子供がみんな障害者でも問題はない。」と発言している。安全性や住民のことなど全く考えていない。そもそも、原発への基本的な知識も疑わしい発言といえる。その父の後ろ盾で当選した息子が、原発振興を掲げないわけはない。よりによって、こうした人物をわざわざ、東北の復興大臣に、安倍は指名したのである。原発再稼働へのシグナルとみてよい。下着泥棒するような人物の資質を疑うのは良いが、面白おかしい報道に目が行ってはならない。福井県は稲田朋美のウルトラ右翼に感化されて、極右翼の議員ばかりになってしまった。

同様のことは、農水大臣に指名した森山裕も同じである。TPP参入反対の急先鋒であったばかりか。「TPP参加の即時撤回を求める会」の会長までやっていた人物である。これまでの主張とどのように整合性を突けるつもりなのかは知らないが、最近になって暴力団との黒い関係が早速指摘されている。談合に関与して鹿児島県の指名停止を受けた複数の業者から、11年から3年にわたり690万円の献金を受けていたことも発覚している。全々農水大臣の、西川公也も同様の問題が説明できずに、辞職に追い込まれている。もっとも西川の場合は大臣としての資質そのものに問題があった。
「カネ」と「ヤクザ」にまみれた、森山農水大臣である。このまま続けていいのか。

文科大臣になった元プロレスラーの馳浩であるが、教員時代に竹刀がボロボロになるまで体罰を加えていたと述べている。当時は、体罰の必要も訴えていた。こんなでかい男に竹刀で叩かれた日にはたまったものではないが、今は大臣の椅子が欲しくて反省しているとのことであるが、こんな人物をよりによって文部科学大臣に据えてい良いのであろうか?まったく時代にそぐわない人選といえる。

安保関連法案を強引に一国会で通すために、最大の国会延長を行ったあおりである。臨時国会が開かれない。安保法(戦争法)の運用などについてや、TPP交渉の経過や内容や対策などや、辺野古新基地建設に関係する諸問題や、消費増税などや、国会で審議しなければならないことが山積している。通常はこの時期には臨時国会が開かれるはずである。野党も臨時国会開催の要求をするようである。
しかし、このような不祥事を抱えている安倍晋三の内閣が応じるとは思えない。例えば消費増税に伴う諸問題は、自民党と公明党だけで密室でやることになる。安保法案と同じである。これこそ民主主義の否定である。
コメント (2)
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