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トルコ北東部トラブゾンの空港で13日夜、格安航空会社「ペガサス航空」の旅客機が着陸時に滑走路を外れ、黒海に面した急斜面を滑り落ち、機体は海に落ちる手前で止まった。ほとんど奇跡の停止である。
乗員乗客168人にけがはなかったのが何よりであるが、間一髪のここしかないという所で黒海に転落はしなかった。防御癖もない空港の滑走路を外れ、まるで劇画のような曲芸技の事故である。
今回の事故原因は解ってはいないが、途中にエンジンは落ちていたとのことであるが、バードストライクの可能性も指摘されているが整備不良も考えられる。格安航空機はよく事故を起こす。
そもそも、格安航空(LCC)よばれる航空機会社の事故が絶えない。格安なのは格安の理由がある。羽田千歳間など、3,000円台のものもあるくらいである。タクシーにちょっと乗るとそれくらいにはなる。こんなに安いのはどこかで手を抜かなければできることではないが、それ以上に問題なのは地方を直撃するからである。
6年前にも本ブログで書いたが、格安航空が来るのは、お客が多い特定の路線に限られる。おかげで大手の航空会社は競争に負けないようにと価格ダウンをする。便数の少ないところは格安航空は見向きもしない。
そのあおりを食らうのがお客の少ない路線である。お客の少ない路線とは田舎の路線、地方の空港である。北海道の地方の空港は激減した。本州方面に行くときには、羽田を経由しなければいけなくなった。経済原則が地方を疲弊させている。地方創生を掲げるなら、距離で運賃を決めるべきである。
国鉄がいい例である。分割民営化でいい例である。郵便物は、隣に出そうが沖縄に郵送しても同じ金額である。書籍も再販制度(再販売価格維持)があって、生産者が販売を指定すのでどこで購入しようが同じ価格である。地方にとってはありがたい制度である。経済原則とは、貨幣に換算されるものだけを評価することである。水や空気などを浄化する僻地は評価されない。
田のの国鉄の民営化では、自民党はそんなことはないしませんローカル線は一本もなくなりませんといっていたが嘘である。分割したことで、人口密度の低いところはすっかり鉄路が消えてしまった。
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