そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

交渉記録は「破棄」したが「なくした」とは言ってない、見つかったのは「文書」であって「記録」でない

2018-01-25 | 森友・加計問題
今治市の加計学園獣学科への土地売却交渉の文書は”破棄”したと、ご栄転の佐川現国税庁長官が国会で証言していたが、その文書が出てきた。同じくご栄転を望む彼の後輩は、「”破棄”はしたけど、”なくした”とは言っていません」と述べた。しかも、「これは”文書”であって”記録”ではない」と、ご説明なされた。この馬鹿官僚は次はどのポストに、ご栄転なさるのだろうか。
森友学園の土地売却でも、籠池氏の残した交渉テープが出てきた。財務省側の人物も音声解析99%の確率で、個人が特定されている。個人の否定はできそうにもないと観念したのか、このテープで話し合っているのは土地の”金額”であって、”価格”ではないと言ってのけた。こいつらみんな出世して、国民の税金いっぱい受け取って裕福な暮らしをするのだろうな。

安倍晋三とその周辺の忖度連中は、言葉遊びに御執心である。兵器を「防衛整備品」と言い換えた。それは兵器の研究・開発を促すための初動操作であったにすぎない。大量に高額の兵器をアメリカの言いなりの価格で前払いし輸入し、集団的自衛権と称する戦争行為への歩みだす道であった。
安倍晋三ご寵愛の稲田朋美は、「銃撃はあったが、戦闘行為ではなく武力衝突である」と言ってのけた。更に、PKOの隠ぺいした日誌を「陸上自衛隊においては文書管理規則にのっとり管理し、また廃棄もしておりましたが、隠ぺいにあたるというご指摘はあたりません」と言い放った。稲田朋美の場合はもっとひどい。「戦闘行為だと憲法に違反するから言えない」とも言ったのである。
こうなるとオタオタ狼狽して何も答えられなかった金田法務大臣の方が、よっぽどましに見えてくる。情けなくない限りである。
こんな言い逃れで政治を動かす日本は確実に劣化し、稲田のように低廉な人間でも、権力者に従順な人物が何もわからないまま政権を得るのである。官僚も然り。安倍晋三が作った内閣人事局の威光は大きい。誰も逆らえない。お気に入りで囲い、専門職を平気で追いやる。
安倍晋三一派の騙す方が決定的に悪かろうが、騙されていつしか兵器は防衛品だと思ってしまう国民も馬鹿である。NHKはもうすっかり、兵器とも武器ともいわずに防衛装備品と言い換えてしまっている。国民を馬鹿扱いしたが、馬鹿扱いされた国民はやっぱり馬鹿でもあった。
コメント (3)
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