そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍晋三が”専守防衛”を否定、”先制攻撃”が有利と発言、武力による威嚇しか考えてない

2018-02-15 | 安倍晋三
昨日(14日)の衆議院予算委員会で安倍晋三が、「専守防衛は防衛戦略としては苦しい。相手からの第一攻撃を甘受し、戦場になりかねない。」と述べた。更に、「ひとたび攻撃を受けると回避することは厳しい。先に攻撃した方が圧倒的に有利になる。」と述べ、事実上先制攻撃を容認する発言をした。自衛隊の専守防衛を否定する発言である。
口では自衛隊は専守防衛と言ってはいるが、自衛隊を巡っては安倍晋三は憲法の壁の前でいくつもの矛盾発言を繰り返し、本音を口に出せず逡巡するばかりである。
(注:逡巡とは書いたが、安倍晋三には逡巡するほどの知能はなく、本音が言えないので悩んでいると表現の方が正しい。今日も時間外労働の資料が間違っていたと、珍しく謝罪をした。これに対して経団連のお偉方が、「パンドラの箱を開けたな。もっとも首相はパンドラの箱を知らないだろうが」と、言われている。)
「教科書に自衛隊は憲法違反と書いてあるものもある」と言ったりしてた。これは明かな間違いで、文科省が否定している。安倍は黙したままである。そもそも、自衛隊が合憲といい続けるなら、あえて憲法に明記する必要などない。自衛隊を憲法に明記しても現在と変わるものはないというんであれば、あえて憲法に明記する必要などない。明記するべきとするのは、安倍信三こそが本音では憲法に違反していると思っているからである。
自衛隊が9条に違反しない最低条件こそが、『専守防衛』である。今回の安倍晋三の発言はそれを否定している。
自衛隊が専守防衛でなければならないのは、9条の、「・・・国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」に反するからである。
オリンピック開催中の国会で、安倍晋三は何についてもまともな回答などすることなく、醜態を曝け出している。もっと報道されるべきである。
コメント (3)
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