そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

全く馬鹿げて見てられない安倍答弁の幼児性

2018-05-29 | 安倍晋三

これほど、森友加計学園問題関与が明らかになってもまだ、森友学園に妻は関わってない、獣医学部開設についても加計ありきではやっていなと、安倍晋三に言い通させるのはいったい何だろう。山本太郎の言うように、もうこれはアウトですよというのが通常人の感覚であろうが、安倍晋三にいはそれがない。サイコパスというほどの高度な問題でもない。もっと低俗で鈍感な感性が生んだものである。
証人喚問を御旗に掲げる、野党の体たらくもさることながら、安倍晋三のお坊ちゃま感覚に質問者は戸惑うばかりである。通常感覚で質問してもこの男には通じない。質問者の趣旨などまったく理解できていないにもかかわらず、べらべらと長々と意味のない言葉を連ねる。どうも半分は意図的ですらないように思える。意見がかみ合ってないと報道されるが、実態は自らの意思だけは貫きたい安倍晋三が、半分は故意に半分は理解できないので、全く異なる回答をするのである。安倍晋三の国会答弁程腹が立ってくるし、ばかばかしいものはない。この男が首相になってからの国会答弁をほとんど見なくなった。

森友学園については、「妻が関わっているのでよろしく」と、当初から言ってしまって、それを通せば問題とはなったであろうが、隠ぺい体質を官僚に押し付けづに済んだであろう。土地の売却問題も不正は行われたではあろうが、オープンに進められたはずである。それが通常感覚の政治家の選択肢である。
加計学園でも、「友人だから手を加えずに審査してくれ、最終的には自分が判断する」、と言ってはじめれば、官僚は忖度したり隠ぺいに走ったりせずに済んだはずである。かつての、腹の座った政治家ならそうした選択をしたであろう。
安倍晋三坊ちゃまは根回しの経験がなく、そのようなことをする必要もなかった。取り巻きが持ち上げてくれたのである。下準備の苦労や人の説得や資料の収集も分析も、お坊ちゃまには関わるような時期は存在していない。
野次が入ると、「委員長、いいんちょう、野次止めてくださいよー」と、まるでお母様におねだりするように振り向き、時間稼ぎする幼児性丸出しの姿は、哀れでならない。
吉田茂の孫の麻生太郎も同類である。あたりかまわず好き勝手は発言をする。セクハラという法律はない、公文書の改ざんなどどこでもやっている、隠蔽文書はまた出てくる、朝日や毎日新聞など読んだこともない。憲法改正にはナチの手法を真似れば良い、北朝鮮のおかげで選挙に勝った、もう馬鹿らしくて書く気にもならない。
幼いころから、何不自由なく育てられ持ち上げられて、お褒めの言葉をいただく立場であった人物たちには、長じてから忖度を受けることなど当然のことなのである。太平洋戦争開戦の東条内閣の閣僚でA級戦犯で、昭和の妖怪と言われた岸信介を敬愛する孫の安倍晋三の思いは現内閣に鮮明に打ち出されている。安倍晋三の幼児性こそが、この男の政治の本質である。

コメント (1)
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