今日は広島に原爆が投下された日である。74年も経った。今年の松井広島市長の平和宣言は異例で、「日本は、核兵器禁止条約への署名・批准を求める被爆者の思いを受けて止めていただきたい」と、安倍晋三の前で述べた。唯一の被爆国としたまともな神経の持ち主で批准は当然のことであるが、安倍晋三は違う。世界のどの国も日本はアメリカの核の傘にあるが、それでも批准すると思われていた。
記者会見で、安倍晋三は別の道がある、保有国との橋渡しをすると述べたが、具体的に動いているわけではない。核保有国との調停をすると言いながら、結局はアメリカをはじめとする核の容認を行っているだけである。米露の中距離弾道ミサイル禁止条約を、トランプが一方的に破棄したが、安倍晋三は何をやったわけではない。イラン核合意をトランプが一方的に破棄したが、安倍晋三が何をやったわけではない。アメリカが地下核実験を再開したが、安倍晋三が何をやったわけでもない。この男の言訳はいつも虚飾に溢れている。
そもそも、安倍晋三は核武装論者である。この男に核兵器をなくせと言っても聞くわけもない。昨年長崎の被爆者たちに、「あなたはどこの国の首相ですか」といわれている。通常の神経なら恥じ入るところであるが、安倍晋三は全く無反応であった。
NHKを国民から守る党という政党が、3%もの得票率をあげ参議院議席を一つとった。この下品な党首は、”NHKをぶっ壊す!”を連発している。NHKは公共放送を視聴料を払うべきと述べている。ところが今日の報道は、松井広島市長の魂の言葉を報道していない。幹部職員がお寿司をおごられ公共放送の誇りをかなぐり捨て、安倍晋三擁護に回ったNHKはぶっ壊されても仕方ない。