そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

プルサーマル計画を知ったかぶりで語っていた、草野仁と滝川クリステルを忘れない

2019-08-10 | 原発と再生可能エネルギー

東日本大震災は不可抗力の自然の脅威と、福島原子力発電所の爆発を招来した。原発事故は人災である。原発を危険であると長期にわたり訴えていた人も多くいるし、この事故を転機にその危険性を知った人たちもいる。この人たちの多くは今は原発の廃絶を主張している。これは人の流れであろう。
事故前は、各電力会社は名の知れたタレントや有名人を使って、原発の必要性を語らせ原発の危険性をひた隠していた。事故後に多くのタレントは、頼まれるままに仕事としてやったことを反省している。これも人の道であろう。
その中でも特筆されるのが、草野武と滝川クリステルである。この二人は頼まれから仕事としてやったという感じではなかった。とくとくとプルサーマル計画の理論上の正しさと安全性を解説し、資源小国の日本にとっての必要性を述べていた。無知な日本人を見下すような解説である。草野は原発の必要性を長きにわたって、東電の飼い犬になっていた。
プルサーマル計画は空論であり、プルトニュウムをを生む極めて危険な計画である。とりわけプルトニュウムの生産は恣意的にも大きな意味を持っている。核兵器への転換が容易であることの、物理的危険性と政治的危険性である。
放射性廃棄物として最も危険であるプルトニュウムを、どこも引き取ってはくれない。そしてこれは核兵器への転用が可能である。40トンともいわれるプルトニュウムを抱える日本は、準核兵器所有国である。核武装論者にとって、欠かすことのできなかったのが、プルサーマル計画である。テロリストが狙う最も確実なターゲットである。
石坂浩二のように未だに原発信奉者の方がまだましである。世の中変わったから趣旨替えをこっそりやって、身の保全を図る隠れ草野仁や滝川クリステルがこの世の中にはごまんといる。
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